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サンドウィッチマン効果で地元名物になった「仙台せり鍋」

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2017.02.18 07:47
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[OH!バンデス‐宮城テレビ]2017年2月10日放送の「なんでやねん!?宮城解体新書」のコーナーで「仙台せり」について放送されていました。

「仙台せり」は、東京ドーム2個分のせり田が広がる「名取市下余田」で育てられており、出荷量は全国1位(平成26年時点)とのことです。

「伊達美味」サイトより
「伊達美味」サイトより

1620年頃に名取で野生のせりの栽培をしていたとする文献が残されており、当時から四季を通じて一定の水温を保つ澄んだ地下水が湧き出ていたため、名取市がせりの名産地となったとのことです。

せり田の中には、自然の栄養がたっぷりと詰まった柔らかい土が入っており、この土で良質なせりを育てています。また、土が柔らかいことでせりの根っこが長く伸び、収穫の際に引き抜きやすくなっているのです。

「仙台せり鍋」いつ出来た?根っこを最初に食べたのは誰?

今となっては仙台名物として有名になった「仙台せり鍋」ですが、いつ頃から食べられるようになったのでしょうか。実は、昔からあるものではなく11年前に「仙台市青葉区」にある「居酒屋 侘び助」で出されたのが始まりとのことです。

「居酒屋 侘び助」の女将である山田美緒子さんが全国の食べ歩きをしていた際に、江戸時代からせりの栽培が盛んな「秋田県湯沢市三関地区」でせりの根っこを天ぷらやきんぴらなどで食べられていることを知ります。宮城にも、名取で生産されている「仙台せり」がある事を知り、これは使うしかないと思ったとのことです。

直接せり農家へ行き根っこを付けて欲しいと直談判するも、農家の方には「根っこ何すんの?」と言われたとのことです。せりの根っこを食べる文化を名取のせり農家と協力をして、宮城県に広げているのです。

しかし、仙台名物として人気になったのにはブームの火付け役がいました。ここでも大活躍「サンドウィッチマン」です。彼らが宣伝したのがきっかけで、八百屋でも根っこを付けて売られ始め、テレビを見ていた他の居酒屋さんでも「仙台せり鍋」の提供を始めたのです。

恐るべしサンドウィッチマンの影響力!せりのシャキシャキ感と根っこの野菜の甘さが味わえて「仙台せり鍋」って本当に美味しいんですよね。うちでも、今年に入ってから既に3回は作りました。せりの煮過ぎは厳禁ですよ。(ライター:佐藤憲子)

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