石川県民しか知らない料理「えびす（ベロベロ）」の謎

[となりのテレ金ちゃん－テレビ金沢]2017年1月16日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「えびす」の紹介をしていました。

七福神の恵比寿様と同じで縁起の良いめでたい名前ですが、「えびす」は、お正月やお祭りなどみんなが集まるときに食べる石川独特の行事食なのです。

語源は、恵比寿様でない

「えびす」は、寒天を水につけて火にかけて溶かし、砂糖・醤油で味付けをします。そしてしょうが汁と溶き卵を回し入れて容器にいれ冷やし固めた料理です。食感も味も楽しめます。

実は、「えびす」はそれ以外にも「ベロベロ」「えびし」「わびす」「はやびす」「ゆうべす」など、県内各地でも様々な呼び名があるのです。

お正月にも食べるのでその語源は、「恵比寿様」が由来なのかと思いきや、「ゆべし」からきているとのこと。

似ても似つかぬ「ゆべし」と「えびす」ですが、四角いゆべしを真似て作り、ゆべしよりも手早く作れることから、「ゆべし」→「はやゆべし」「はやべし」→「はやべす」→「えびす」となったのでは？と言われています。

ですので、いろいろな呼び名があるのですね。

それにしても、縁起のよさそうな行事食ですので、受け継いで行ってもらいたいものです。（ライター：りえ160）