ふるさと納税で生きた「オオグソクムシ」がもらえる! ペットとして飼育可
2017年1月6日、次のような画像付きのツイートが投稿され、話題となっている。
全国のグソクムシファンに朗報です。
— 彩乃@1/28アルキロコスにて????? (@ayanoretro) 2017年1月6日
静岡県焼津市に10000円以上のふるさと納税をすると、生きたままのオオグソクムシが送られて来るそうです。繰り返します、生きたままのオオグソクムシが送られて来るそうです。https://t.co/bAUZs126Ss pic.twitter.com/D3l89cOWZT
「静岡県焼津市に10000円以上のふるさと納税をすると、生きたままのオオグソクムシが送られて来るそうです」というコメントが添えられている。画像は、全国の自治体のふるさと納税を紹介するサイト「ふるさとチョイス」の該当ページである。
ふるさと納税の返礼品に、なんと「オオグソクムシ」?
「Good idea! すごい、すごすぎ!」

オオグソクムシとは、深海に棲む生物で、フナムシやダンゴムシの仲間。魚の死体や小動物を食べるため、深海の掃除人と呼ばれる。日本周辺の深海などに生息しており、駿河湾などでは比較的よく獲れるため、焼津を含む周辺の港町では意外と馴染みが深い生き物だ。
水族館などで人気のダイオウグソクムシ(こちらはメキシコ湾などに生息)とは、もちろん近い種類で、形もよく似ている。20~40センチに比べると、オオグソクムシはその半分以下の大きさだというが、国内に生息する等脚目の生き物としては、最大サイズだ。
このオオグソクムシは飼育用で、飼育のための注意書きが下のように記されている。
●必ず海水(人工海水)にて飼育してください。定期的に海水は入れ替えてください。
他にも、水温を一定に保つなど、細かい注意が列記されている。
フェイスブックには、こんなコメントも寄せられている。
「一般受けしなくても、一部の層に大受けするようなマニアックな選択肢を入れるのはうまい戦略だと思います。
危機的状況のニホンウナギやクロマグロよりずっといいんじゃないかな? 次はダイオウグソクムシを!」
「Good idea! すごい、すごすぎ!
深海生物の観察には最高の教材ですね。命を無駄にしない有益な使い道だと思います。気持ち悪いと思う人は飼わなければいい。飼育も良し、アルコール漬け標本にしてもよい教材になります。選択肢はいろいろですよ。焼津市の英断に拍手・・・ただ、説明不足で誤解を受けかねません、命を大切にするアイデアだという説明を!」
「面白いです。こんな企画も、とても興味あります」