主要3候補「以外」の都知事選(2)後藤輝樹さん 軍服ポスター、「放送禁止」政見放送、素顔
軍服はスタジオで借りたもの、「全裸」は侍だが衣装が...
記者が後藤さんのことを知ったのは、3年前(2013年)の千代田区長選の際の選挙ポスターだ。
黒を基調に文字はすべて英語、後藤さんのファッションも併せて、まるでヴィジュアル系バンドのジャケットのようなそのデザインは、一部で結構な話題になった。
さらに2015年の千代田区議選では、なんと全裸(一応大切なところは名前で隠れている)に日本刀を携えたポスターで登場。主にネット上で、その名を知らしめた。
そして、今回の軍服である。
「前回(2015年千代田区議選)は、『侍』をイメージしたんですけど、衣装代がかかるので、じゃあ裸で撮ったらどうか。そしたら意外とサマになったので、これでいいじゃん、と(笑)。で、侍と来たら、今度は軍服かなって。名前を載せなかったのは、それによって軍服がチープになるというか、蛇足になるという感じがしたので」
24日、区民館の会議室に現れた後藤輝樹さんは、意外なほど丁寧な、落ち着いた口調で語る。この日の「演説会」に集まったのは、筆者も入れて9人。後藤さんが一方的にしゃべるというものではなく、来場者との一問一答形式で、ゆるい雰囲気の中行われた。
なお、この日のファッションは、黒のTシャツにカジュアルな同色のパンツというもの。軍服は、スタジオでの借り物なのだとか。