見た目は霜降り肉！ でもケーキ！ アキバのスイパラに登場したそっくりスイーツがスゴイ

手ごろな価格でスイーツが食べ放題のスイーツパラダイス。そのケーキショップが2016年7月9日、東京・秋葉原のヨドバシAkiba1階にオープンした。

そこで話題となっているのが、食べ物そっくりのケーキ。東洋水産の看板商品「赤いきつね」と「緑のたぬき」や、ラーメン、餃子、天津飯などの「駅前食堂シリーズ」を販売している。

この話題を聞きつけた筆者は11日、「赤いきつねケーキ」と「緑のたぬきケーキ」を購入すべく秋葉原へ向かった。

お店へ着いたのは午前11時30分ごろ。お客さんが次々と来てはケーキを買い求めていた。ショーケースには色とりどりのケーキが並んでいてかわいらしい。手ごろな価格帯のピースケーキを種類豊富に取り揃えており、大人買いも夢ではなさそうだ。

さて、お目当てのケーキは...とショーケースを覗き込むと、それらしき販売スペースに「完売いたしました」の文字が。営業開始から2時間で売り切れるとは。人気の高さがうかがえた。

しかし幸運にもひとつだけ残っているケーキが！当初の目的とは違うものの、これ幸いと「霜降り肉」を購入した。値段は税込1480円と高級肉にしては破格の安さだ。

考えるな、感じろ！これは...ケーキだ！

さっそく帰社して開けてみると、竹の皮に包まれたお肉が登場。「霜降り肉」の名にふさわしい高級な出で立ちだ。竹の紐をほどくと、和牛と思しき肉がお目見え。牛脂までついている。

ところがなぜか、肉には似つかわしくない匂いがしてくる。甘い。そうだ、これはケーキだ、だまされるな。

一通り観察を終えたところでケーキ入刀。断面はミルフィーユ状の層になっていて、間にクリームや具が挟まっていた。驚いたことに、お肉1枚ごとに味が違い、飽きずに楽しむことができるようになっている。味はオレンジの果肉入りの生クリーム、ベリー系、ナッツ入りのチョコレートの3種類。肉にふりかけられている緑の粒々は抹茶味だった。牛脂はういろうや軽かんのような、柔らかくてもちっとした歯触り。オレンジの風味を感じた。

ケーキを切り分ける作業をしたためか、見た目と味の差に混乱することもなく、おいしくいただくことができた。