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つくば市が「水素」ポスターを配布しているらしい...電話で聞いてみた

松葉 純一

松葉 純一

2016.06.09 11:00
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研究者や広報担当者が、文章を書き、イラストを描いた!?

「一家に1枚」ポスター 水素(文部科学省の科学技術週間ウエブサイトより)
「一家に1枚」ポスター 水素(文部科学省の科学技術週間ウエブサイトより)

電話に出てくれたのは、つくば市の科学技術総合調整室の担当者だ。「このポスターは今年4月に行われた科学技術週間で、文部科学省から配布されたもの。ポスターを制作したのが、実はつくば市内の高エネルギー加速器研究機構のスタッフたちだったのです」と語る。

今年は、イギリスの科学者ヘンリー・キャベンディッシュが水素を発見して、250年目に当たる。水素の科学を、より多くの人に関心を持ってもらいたいと、研究者がアイデアを出したという。「研究者や広報担当者自身が、文章を書き、イラストを描いたのだそうです」とつくば市担当者。なるほど手作り感あふれる温かみのあるポスターである。

なかでも興味深いのは、再生可能なクリーンエネルギーとしての、水素の可能性である。「水素社会」という言葉も身近になってきている。ポスターでは、水素で発電する燃料電池自動車や、水素のまま燃やして使う水素エンジン自動車への応用にも触れられている。

つくば市は高エネルギー加速器研究機構からポスターの提供を受け、市民への配布を始めた。市役所1階情報コーナー、5階科学技術総合調整室、地域交流センター、窓口センター、中央図書館など、市内各所で配布されている。即日、品切れとなった場所もあったという。

ポスター画像は、文部科学省の科学技術週間ウエブサイトから、ダウンロードすることも可能だ。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「つくば市の心意気を感じますね」「流石未来都市つくば!」といった感想だ。なお、最近話題の「水素水」については、まったく触れられていない。

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