バスを降りるとき、「ありがとう」って言う都道府県
お互い様の精神が根強く残る県民性
金沢市のコミュニティバス「金沢ふらっとバス」では、回数券を購入した老夫婦やバスから降車する高校生などほぼ100%の人が「ありがとう」を言っていました。
皆さん「子供のころからありがとうを言うのが当たり前」すぎて特に意識していない様子です。
また地域のスーパーのレジでも精算の後「ありがとう」を言う人が多く見受けられました。
この「ありがとう」は、路面バスよりもコミュニティバス、大型スーパーよりも市場のお店、と規模の小さいものの場合にいう傾向が多いようです。
市場でネギを購入した方は「おいしいネギを選んでもらって、包んでもらってお礼を言った」と言っていました。
もともとこの「ありがとう」の文化は日本中にあったのですが、都会から順に西洋のチップ文化に移行し、田舎ではまだ残っているところが多いそうです。
特に石川県では雨の日が多いので、傘をさして細い道をすれ違うときにお互いに傘を傾けることが多く、その際にお互いに譲り合いの精神で「ありがとう」が自然に出る地域性があるようです。
受け継ぎたい素敵な精神ですね。(ライター:りえ160)