「方言が魅力的な都道府県」ランキング! 福岡VS京都がトップ争い、その勝者は...?
旅行の醍醐味のひとつに「お国言葉」がある。街で耳にする慣れないイントネーションや言い回しに、異国情緒を感じて「ああ、遠くへ来たんだなぁ」と思うこともあるだろう。まして耳心地のよい方言だと、気分も高まってくるものだ。
そこでJタウン研究所は約1か月にわたって、「方言が魅力的だと思う都道府県は?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総投票数740票、2016年4月7日~5月9日)。はたして、その結果は――。
カギを握るのは「地元からの支持」
ほぼ同率でトップだったのは、福岡県(17.3%)と京都府(16.9%)。なかでも「博多弁」など、女性だと可愛く、男性だと力強く聞こえる方言を持つ福岡県には、地元からも数多く投票(66.7%)された。同様に京都府も、地元票をガッチリまとめている(40%)。やはり、お国言葉を愛する県が強いのだろう。
3位以降は、大阪府(8.9%)、広島県(6.6%)、青森県(3.5%)、沖縄県(3.0%)、北海道(2.7%)と、特徴的な方言を持つ都道府県が続く。
地元の方言を「魅力的」としたのは、東北や北関東、関西、中国西部、九州東部といったエリア。なまりが強いイメージのある地域では、住民みずからも方言を意識し、しかもそれに愛着を持っていることがわかる。一方、東京をはじめとする「なまりが弱い」地域では、やはり自分の方言を魅力的とは感じていないようだ。
それにしても、地元への投票が1位・2位となった都道府県は、全体の半数以上。人々の郷土愛の強さを改めて感じさせる。