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哲学カフェに参加して、「大学で何を学ぶべき」か話し合ってきた

ベンガルトラ

ベンガルトラ

2016.02.21 11:00
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街中のカフェに集まり、日常の疑問を話し合う「哲学カフェ」という活動をご存じだろうか。以前の記事でも取り上げたが、最近では国内にも多くのサークルが誕生し、各地で催しが行われている。

以前からふとした物事を深く話し合いたいと思っていた筆者は、2016年2月7日、学生主体の哲学カフェグサークル「onecafe」に参加してきた。

テーマは「大学で何を学ぶべきか」

人見知りな筆者だが待ち合わせの新宿駅からカフェまで談笑しながら行けたので着く頃には緊張もほぐれていた。使用したカフェは都庁の展望台フロアにある「グッドビュー東京」。毎回使用するカフェは違うそうだ。

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テーマは「大学で何を学ぶべきか」。大学の自由な時間をどのように使うかは多くの人が悩むのでテーマにしたという。大学生の筆者にぴったりのテーマだ。

ファシリテーター(進行役)が人の話を最後まで聞く、専門用語を使わないというルールを説明したあと、話し合いが始まった。参加者は12人で、半分ずつに分かれた。

まず、参加者それぞれがテーマについて自分の意見を話し始めた。筆者は限定性をあげた。大学では高価な機材が必要な研究や同じ環境で過ごす同年代の学生同士でしかできない部活やサークルをするべきという意見だ。

他の参加者の意見は、部活に拘束された高校時代とは逆にたくさんの経験をしたい、4年間で1つのことを突き詰めることはできないので広く学びたい、授業に追われて何を学びたいかを考える余裕がない、なりたい職業に向けて勉強したい、時間があるので旅をしたいなどだ。筆者はどの考えにも共感できた。

また、話題が旅のときには、知らない土地に行くと感覚が鋭くなる、どんな場所も住んでる人にとっては日常と思うと楽しくない、見慣れた場所でも季節や自分の気分によって見方が変わるのであまり旅を必要としないなど、テーマから脱線した話もとても面白かった。

縦と横どちらを伸ばすか

それから話し合いは、大学時代は1つのことを突き詰めて縦に伸ばすべきか、多様な経験をして知識を横に伸ばすべきかが話題になった。就職活動のネタを探すために広く色々なことをするべき、色々なことを試して合う合わないを知っておくべき、浅い知識は誰でもすぐに習得できるので人から信用されるために深く学ぶべき、など縦と横どちらの意見も出た。

筆者も頭を悩ませているとき、T字のようにちょうどよく横を伸ばしつつも1つのことを突き詰めたいという意見が出、思わず合点がいった。もちろん「大学で何を学ぶべきか」という問いに答えがあるわけではないが、自分が納得できる考えを見つけることができた気がした。

onecafeは大学生が主体となって毎週休日のお昼と隔週で平日の夜に活動しているという。ちなみに名前のoneは創設者が一橋の学生だったからそうだ。

人見知りな自分でも意見を言いやすい自由な雰囲気だったのでまた参加しようと思う筆者だった。(ライター:ベンガルトラ)

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