今どきの小学生に、「学歴」についてどう思うのか聞いてみたら...
[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年2月4日放送の「特報THEスライドショー・赤版」のコーナーで、子供の高学歴志向についての調査について取り上げました。
ベネッセ教育総合研究所が発表した「第5回学習基本調査」で驚きの調査結果が発表されました。
「いい大学を卒業すると将来幸せになれると思いますか」という質問に、小学生の78.1%が「そう思う」と答えています。ちなみに、2006年は61.2%でした。
もう1つ、「将来一流の会社に入ったり、一流の仕事に就きたいですか」という質問に、小学生の70.8%が「そう思う」と答えていました。こちらも2006年は59.8%でした。
小学生の頃から子供が学歴の重要性を考えているような結果が出ていますが、少子化によって親が子供に対する期待が大きくなっていて、それを子供が汲み取っている可能性も高いと言われています。
子供はどうして学歴を重要視しているのか?
実際に福岡市の小学生に学歴が必要か? 学歴について考えたことがあるかと聞いてみました。
(女子生徒)
・「グリーンコーディネーター」や人を笑顔にする仕事に就きたいので京都大学に行きたい
・いい大学に行っていい職業に就きたいから学歴は必要
・歯科医師になりたいから勉強が必要。今はどうしたら歯科医師になれるか調べている
(男子生徒)
・目立ってかっこいいから上智大学に行きたい
・有名で他の人に聞こえがいいから九州大学医学部に行きたい
これを見ると、女子生徒の方が目的を持って今から調べて、そこに進むには学歴が必要と分かっている子ようです。
目的意識を持っている子供は多いようですが、実際に「将来何になりたいか」というアンケートを取ると次のような結果が出ました。
1位 会社員 8.0%
2位 パティシエ 6.3%
3位 医者 5.9%
トップ3に会社員が入ったのは、アジアでは日本だけだったそうです。これは男女共通での結果なので、男女別にするとまた違ったものかもしれません。
小学生だけではなく、最近は「公務員になりたい」「会社員になりたい」という未成年が多いと言われています。堅実になっているのか、それとも夢がなくなったのか少し寂しい気がします。(ライター:ぴよこ)