台湾ラーメンの元祖「味仙」が名古屋駅ナカに登場! 本場の味、オイシーヨ!
出張や旅行で名古屋を訪れた時、あなたはどこで食事するだろうか。新幹線の時間はせまっているが、お腹はグーグー。そんなとき交通の便が良く、しかもご当地の「名古屋メシ」を味わえる料理店は重宝される。
このような話題で、よく登場するのがJR名古屋駅のホームにある、きしめんの名店「住よし」。しかし、このたびその牙城を崩しかねないニューカマーがあらわれた。「台湾ラーメン」を生んだ中華料理店「味仙(みせん)」が駅構内にオープンしたのだ。
手羽先と台湾ラーメンを注文
「味仙」JR名古屋駅店があるのは、レストランゾーン「名古屋うまいもん通り」。2015年12月11日に、太閤通口側まで拡張オープンし、新たに入居したのだ。Jタウンネット記者は、オープン翌日の15時すぎ、できたてホヤホヤの店舗を訪れた。
「台湾ラーメン」は、豚ひき肉やニラなどを唐辛子・ニンニクで辛く味付け、ラーメンの上にトッピングしたもの。発祥となった味仙だけでなく、名古屋各地で提供され、他店では「台湾まぜそば」のような派生料理も登場している。
関東出身の記者は、これが台湾ラーメン初体験。しかし、味仙の名前は知っていた。独特の口調でしゃべるローカルCMが、好事家の間で知られているからだ。
「テーバーサーキー、タイワンラーメーン、タイワンチマキー、ホンバノアージー、オイシーヨ!」
せっかくなら、CMで「本場の味」と言われているものを注文しよう。そう思い、手羽先と台湾ラーメンを注文した。台湾ちまきは、今度の楽しみにしておこう。
咳をしても、記者ひとり
待つこと数分、まずは手羽先が到着した。見るからに辛そうな見た目。名古屋の「手羽先」というと、コショウがまぶしてあるイメージだが、味仙のそれは辛味噌のようなものがからんでいる。
ラーメンが来るまで、手羽先をいただく。甘辛の味付けはうまいが、くちびるがヒリヒリしてくる。続いて登場した台湾ラーメンをすすると、ヒリヒリした「患部」に染みわたり、なんともいえない刺激を感じた。うまいけど、うまいんだけど――。
汗を流し、むせながら麺をすする。辛さと熱さに「ゴホッ、ゴホッ」と咳き込んでいるのは自分一人だけ。これが「ホンバノアージー(本場の味)」なのか。刺激は強いが、それ以上のうまみがある。手羽先を食べ終え、丼のひき肉をさらって、お冷を一杯。すべてがリセットされた気がして、妙な達成感を覚えた。
だらだら汗をたらしながら、あわてて店を出る。駅構内とあって、交通系の主要電子マネーが使えたほか、クレジットカードにも対応していた。営業時間は11時~23時。この立地であれば、すぐさま行列店になること間違いないだろう。