とろろ!? 手袋?! こんなものまで売ってる広島の珍自販機
[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年11月16日放送で、広島県内にある珍しい自動販売機を紹介していました。
若い人に味わってもらいたい!自然薯とろろの自販機
取材の移動中に立ち寄ったアイスの自販機で発見したのは、なんと「とろろ」でした。本当にとろろが出てくるのか試しに買ってみると、凍った状態の自然薯とろろが出てきました。
とろろの入った自販機を置いているのは、三原市久井町にある「せんチャンファーム」です。販売担当の仙石ヤチヨさんに話を聞いてみると、気軽に、ご飯のお供としてだけでなく、スイーツとして召し上がっていただくために置くようになったのだそうです。
建設業を営む傍ら、自然薯栽培を始めたのが2009年。自販機での自然薯とろろの販売を始めたのは、ほんの2か月前の2015年9月ごろです。若い人にもとろろを食べてほしいとの思いからです。
製造担当は、ご主人の仙石一博さん。収穫したばかりの自然薯をすり、容器に入れ急速冷凍した後、自販機に入れます。ヤチヨさんおすすめの食べ方、アイスにとろろを入れて食べてみると、とろっとふわっとした食感が癖になる美味しさです。
冷たい手袋!?いつでも買える手袋の自動販売機
ユニークと言えば、竹原市に本社がある作業用手袋と長靴の製造販売メーカー「アトム」です。事務所の隣にある自販機には、飲料水と一緒に手袋が販売されています。
この自販機は、全国のトラックステーションや運送会社のターミナルに置いてあるのだそう。運送会社は24時間動いているので、真夜中など、手袋を中々購入できない人々の為に、自動販売機を展開しています。
試しに手袋を買ってみると、筒状のパイプの中に、手袋が丸められ、なぜか冷たい状態で出てきました。自販機には、ホットとコールドがあり、手袋はコールドの方に入っているため、冷たい状態で出てくるのだそうです。
2014年度、自動販売機の普及台数は、全国に約503万台。売上は約5兆円です。しかし、全自販機の半分を占める飲料自販機は、コンビニの台頭で苦戦しているといいます。
年々売り上げが減少傾向にある自動販売機ですが、各企業は様々な趣向を凝らして、その売り上げを伸ばそうと画策しているようです。変わった自販機を発見したら、試しに1つ購入してみるのも、話のタネになって面白いかもしれませんね。(ライター:haruhana)