京都弁は「言わはる」、大阪弁「言いはる」...微妙な違いで学ぶ「京言葉」入門
大阪弁と京都弁の違い
ところで、大阪弁と京都弁の違いをご存知でしょうか。
これは、生まれも育ちも京都であるわたし自身、明確な違いはわからないのですが(笑)、京都の人は大阪弁と一緒にされると嫌がるというのは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、京都で過ごしていると、一緒にされるのはいやだ、と感じている人が多い実感はあります。とくに、昔から京都にいる方は地元愛もあって、なおさら気になさるようです。
私自身は、さほど気にしていないつもりなのですが、つい、このような話題になると「それはちゃうで~」と言いたくなることがあります(笑)。
本当に少しの差なのですが、大阪弁と京都弁は違います。
「書く」→(大阪)「書きはる」→(京都)「書かはる」
「言う」→(大阪)「言いはる」→(京都)「言わはる」
といった、自分以外の人がする動作に対して使う助動詞"はる"でも、少しの違いがあります。
場合によっては、文字にすると同じでも、アクセントが違うこともあるんですよ。
「食べる」→(大阪)「食べは(!)った」→(京都)「食べ(!)はった」
これは文字だと伝わりにくいですが、実際に話している人を聞くと、違っているのがわかるはずです。
旅行でお越しの方は、京都と大阪の両方へ足を運ぶ方も多いかと思いますので、ぜひ言葉の違いも楽しんでみてください。
京都の昔ながらの市場や、お土産やさんで買い物をしたときに「おおきにー」と言うと、より京都に馴染めるかも!
とはいえ、個人差があり、大阪と京都で曖昧になっている部分も多少ありますので、『そこは、ほんまにかんにんねぇ!』(かんにんねえ=許してね、ごめんなさいね)
秋の京都におこしやす~!