大学ないのに「女子大駅」...千葉県内の「?」な駅で打線を組んでみた
2015.11.03 11:00
「女子大」という駅名ですが近所にキャンパスは......
4番にしてピッチャー――編集部が絶対エースとして認定したのが、ユーカリが丘線の「女子大」だ。直球にもほどがあるネーミングなのに、ホームに女子学生があふれかえることはまずない。1日平均の乗車人員143人がその証しだ。近くにあるのは和洋女子大学のセミナーハウスだけ。キャンパスの全面移転を見越して命名されたが、実現しなかったのは言うまでもない。
次の打席で登場するのはJR総武線の「市川」。快速線も停車する大きな駅で、乗車人員は約5万8000人いる。しかし市川市の中心に近いのはお隣の本八幡駅の方だ。
6、7番は千葉市内の駅を据えた。千葉モノレールの「栄町」は、千葉最大の風俗街の最寄り駅である。かつては市内有数の繁華街だった。しかし1963年にJR千葉駅が移転して急速に衰退し、今は見る影もない。その隙間に乱立したのが風俗店である(参照:そびえたつ天守閣ソープ...千葉市のど真ん中、斜陽の歓楽街「栄町」を歩く)。
7番を打つのは京成千葉線の「新千葉」だ。冠に「新」の文字が付くといかにもフレッシュ。しかし駅ができたのは大正時代の1923年のこと。開設当時はこれでよかったのだろうが......もう90年以上経つ。JR京葉線や千葉モノレールの各駅の方がずっと新しい。場所もニュータウンという感じではなく、現駅舎は昭和レトロ感が漂う。