みかん園をつぶして作る東九州自動車道...その必要性は?
西高東低の高速道路整備
九州地方の高速道路の整備状況は、いわゆる「西高東低」だ。福岡~熊本~鹿児島の西海岸回りが1本でつながっているのに対し、北九州~大分~宮崎~鹿児島の東海岸回りは、未開通区間が残る。
東九州自動車道の整備はここ1、2年で大きく進捗した。北九州JCT~大分ICのうち、未開通区間は椎田南IC~豊前IC間の7.2キロだけとなった。

道路建設に反対する地権者はみかん園の経営者。彼は代替案を出していて、「山裾ルートにすれば建設費は半分以下で済む」と独自の試算結果を明らかにしていた。しかしその主張は認められず、2015年7月14日に一部の畑が強制収用された。