高校野球の名門「広商」、11年ぶりの甲子園目指し闘志
精神力が勝負の決め手!広商の精神野球
今もなお受け継がれている広島商業の精神野球。その象徴といえるのが、55回大会の決勝戦です。2対2で迎えた9回裏、勝負を決めたのはスリーバントスクイズでした。どんな状況に置かれても動じず、確実に結果を残す強い精神力の精神野球で、広商は一時代を築いたのです。
当時の練習を振り返ると、彼らが栄光をつかんだのは必然だったのかもしれません。日本刀の上に裸足で立つ精神統一法「刃渡り」。今では考えられないような練習ですが、精神野球の象徴の一つでもありました。
2014年から新たに取り入れたのが、綱渡りです。幅は5センチ、長さ3メートル。日本刀の刃渡りとまではいきませんが、精神力、集中力を高める為に行われています。
伝統と革新、広商野球が新たな時代の一歩を踏み出します。若さと力強さが弾ける全国高校野球選手権。今年の夏も暑く盛り上がりそうです。(ライター:haruhana)