ガチで遭難しかねない!? 面積日本一「北海道大学」が広大すぎる
日本の大学の中で、キャンパスや研修施設などを総合した敷地総面積が一番大きいのは、いったいどこか?ご存じだろうか。
そう、北海道大学である。約6億6000万平方メートル、ちょっと聞いただけでは想像もできない。演習や研究のための施設や広大な森林など、キャンパス以外の施設の面積がとてつもなく広いからだ。 同大学ウェブサイトによると、日本の国土の約570分の1の面積とのこと。札幌キャンパスだけで約177万平方メートルという。
6億6000万、と比べると177万は大したことないように思えるが、それでも東京ドーム38個分に達する。同大学札幌キャンパスがいかに広いかが、2015年4月25日、次のようにツイッター上に発信され、注目を集めている。
上記ツイートでは、東京の地図に重ねて比較を試みている。「神田駅から秋葉原はおろか、御徒町をも越えて上野は旧博物館動物園駅にまで達する」と、記載されている。「受験生が迂闊にクラーク像に寄り道して迷子になったり、冬場に遭難者が出る理由がわかるだろうか」と付け加える。
これには下記のようなコメントが寄せられた。
東京大学の面積は北大の4分の1だが、地価で比較したら東大の方が......という突っ込みである。たしかにそうかもしれない。
「少年よ大志を抱け!」で知られるクラーク博士の像は、北大のキャンパスの中の胸像がオリジナルだ。右手を挙げる独特のポーズの立像は、羊ケ丘展望台にある。冬場に立像のクラーク像を探して歩くと、遭難の可能性もあるかもしれない。
歩けない距離ではない、という人も......
北大卒業生からも続々とコメントが届く。
寮で生活していたころの思い出も寄せられる。逆に、東京在住者からだろうか、「待てよ、そのくらい歩けない距離ではない」という意見も届く。
「昔、東京から秋葉とか秋葉から上野とか歩いた」という人もいれば、「上野公園から後楽園の場外までちょくちょく歩いてました」というと証言する人も現れた。皆さん、若かったのだ。電車賃を節約するためなのか、けっこう歩いた記憶を持つ人は多いようだ。しかも学生時代は時間はたっぷりあったわけだし。北大のキャンパスの中を歩くのは退屈でも、東京の下町を歩くのはけっこう楽しいからだろうか。
しかし、冬の北海道の寒さを知らない東京人のコメントを、北海道人はきっと冷ややかに見ていることだろう。そんな発言は、マイナス10度の風雪の中を上野公園から後楽園までの距離を歩いてからにして欲しい、と思っているに違いない。