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旅先いい話

【旅先いい話】「友人が待ち合わせに5時間の大遅刻。ところが...」(大阪府・20代女性)

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.04.21 06:00
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旅にトラブルはつきもの。しかしそれがきっかけで、思わぬ出会いに恵まれることもある。

大阪府在住のDさん(20代女性・大学院生)は、一緒に出掛ける予定だった友人が渋滞に巻き込まれ、1人で目的地に向かう羽目に。そこで出会ったのは、同じ境遇の旅行者だった。

ゴールデンウイークの大渋滞に!

数年前の話。
ゴールデンウイークに、仲の良い同性の友達と「アートの島」として有名な直島に出かけることにしました。
私は大阪、彼女は就職して東京在住。なので岡山駅で待ち合わせて、一緒にフェリーで島に向かう予定だったのですが......。

直島はアートの島として有名(variationblogrさん撮影、Flickrより)
直島_6

なんと高速バスで岡山を目指した友人が、GW初日の大渋滞に巻き込まれて大遅刻。「あと3時間は遅れそう......」とのことだったので、とりあえず私は先に現地に行くことにしました。

宇野港からフェリーで20分、おなじみ草間彌生のかぼちゃのオブジェに迎えられて、直島に上陸した私。港からハイテンションで友人に「今どこ?」と電話したのですが、返ってきた答えは「さらに2時間は遅れるって......」(つまり5時間遅れ。すでに声は死にそう)。

直島(Kentaro Ohnoさん撮影、Flickrより)
直島 / Naoshima

同じように一人ぼっちの女性と...

さすがにこれにはテンションダウン。友人も心配ですが、せっかく来たのに1人で島を回る、ってのも......。

「えー!? まだかかるの?!」

と、聞こえてきたのは同世代の女性の声です。それとはなしに耳を傾けていると、どうも彼女も同じパターンで、友人がたどり着けず困っているみたいです。似たような境遇の人がいることになんかほっとして、せっかくなので彼女に話しかけてみました。聞けば、大学生だという彼女(以下、Eさん)も私と同じ大阪が地元で、やっぱり友人待ちで数時間空いてしまったといいます。

そこで私たちは、待ちぼうけ同士で一緒に島を回ることにしました。直島に来るぐらいですから2人ともアートが好きですし、地元トークでも盛り上がりつつ、「次は......」と地図を見ながら、Eさんと一緒に島の隅から隅まで歩きました。
夕方には、渋滞をようやく抜け出して友人が到着。彼女が「どうしても行きたい!」と言っていたので後に取っておいたベネッセハウスを3人で見てから、さらに遅れてやってきたEさんの友達とも合流して、島を後にしました。

ベネッセハウス(準建築人手札網站 Forgemind ArchiMediaさん撮影、Flickrより)
IMG_6378.JPG

思わぬ出会いで楽しいものになった直島旅行。Eさんとは、今も時々連絡を取り合っています。

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