八天堂の「くりーむパン」を生んだ、「偶然」と「職人技」
[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年3月18日放送の「ヒットのヒミツ」のコーナーで、大人気のくりーむパンを紹介していました。
三原市港町にある「八天堂」には、朝9時のオープンを前にすでに行列ができていました。お目当てのくりーむパンは、手土産としても喜ばれるとあって、4坪ほどの店内は多くのお客さんでいっぱいです。
芳醇なクリームが口の中で溶けていく味わいは、まるでスイーツのようです。開発には3年の歳月を費やし、2007年に発売開始しました。
パンの常識を覆し、冷やして食べるパンとして誰もが知るくりーむパン。誕生のきっかけは偶然だったと3代目の森光孝雅さんはいいます。ロスが出たのを冷蔵庫で冷やしておき、次の日食べてみたところ、その美味しさにピックりしたのだそうです。
パンとスイーツの融合。今までなかったスイーツパンという新たなジャンルを確立しました。今や、1日におよそ4万個の売り上げを誇る、そのヒットの裏側にあるものとは。
飽きのこないシンプルな味!
バニラビーンズやリキュールなどを一切いれず、1度に2個目も食べられるように、あっさりとした味に仕上げました。余計なものを入れず、出来るだけシンプルな味に仕上げる引き算の発想が、そのヒットに繋がっています。
自家製のカスタードと、北海道産のフレッシュな生クリームをホイップして混ぜ合わせれば、とろけるような食感のカスタードクリームが完成します。
手作りにこだわる!
手早く、中心にクリームを充填する姿は、まさに職人芸です。一つ一つ、想いをこめて手包みすることで、機械では表現できない、手に取りやすい独特のフォルムが生み出されます。
三原から世界へ、シンガポールや韓国などのアジアを中心に販売も強化しています。(ライター:haruhana)