九州出身者「ジョイフルが東京都心にできるぞ!やったー!」 東京人「...ジョイフルって何?」
「ジョイフル知ってる?」と誰かに質問されて、あなたは何と答えるだろうか。ホームセンターのジョイフル本田、あるいはウェディングドレスレンタルのジョイフル恵利?
しかし、九州や中国・四国の各地方在住の人にとってのジョイフルは、なんといってもファミレスチェーンだ。本社は大分市で1都2府34県に約730店舗を展開する。サイゼリヤの国内店舗数が1000程度なので、その規模のほどが分かるだろう。
にもかかわらず、東京では青梅市に2店舗があるのみ、という事情もあり、東日本であまり知られていないジョイフル。今春、東京都心部の赤坂見附に店を出す。
その情報をキャッチしたJタウンネット編集部は、早速現地に向かった。
駅から徒歩3分の好立地
ジョイフル新店の最寄り駅は東京メトロ赤坂見附駅。銀座線と丸ノ内線が乗り入れ、駅ビルのベルビー赤坂には家電量販店のビックカメラが入っている。
10番出口を右に出て(外堀通りとは反対側)、南へまっすぐ進む。
1~2分ほど歩くと、地下2階に赤坂レッドシアターのある「赤坂グランベルホテル」が右手に見える。ホテルが面する十字路を右に曲がる。
すると正面奥に工事中のビルが視界に入る。十字路から50メートルも離れていない。
駅からここまで徒歩3分、早歩きなら2分30秒くらいで着けそうだ。
建物の名前は「いちご赤坂317ビル」。「いちご」は一期一会から、「317」は3丁目17番からとっていて、なんともチャーミング。この2階にジョイフルが出店する。
Google Mapで同住所を検索すると、表記上はKDG赤坂ビルとなっている。いちご地所がビルを取得して建て直した模様。
内部は工事中らしく赤い光が見える。窓に貼ってある紙を撮影するため敷地に入りたかったが、カラーコーンで結界が張られているので断念した。
コンパクトカメラの望遠で捉えた写真には、「オープニングスタッフ募集中!」の文字が見える。
正面から見る限りビルはあまり広く感じない。正面右に回ってみると、2階に登る階段らしきものがあることに気づいた。開店後、客はここから出入りするのだろう。横から見た奥行きはまあまあありそう。
赤坂店がオープンするのは4月中旬だ。求人サイト等でアルバイト募集が始まっており、募集情報の「その他」欄には次のように書かれている。
「九州生まれのJoyfull★現在、西日本を中心に全国に約730店舗展開中! 東日本・関東方面にも続々出店中です!」
前述のとおりジョイフルは東京都に2店舗あるが、いずれも青梅市の圏央道近くにある。そして神奈川には1店舗もない。
2015年に開店した6店のうち3つは埼玉と茨城。ジョイフルの東日本進攻宣言はどうやら本物で、赤坂店はその狼煙といっていい。
斜め向かいにはセレブなドンキもあるよ
話は脱線するが、同じ通りの斜め向かいには、"セレブ仕様"で話題となったドン・キホーテ赤坂店がある。ほかにも熟女キャバクラ、韓国語表記の美容室、鹿児島県産黒豚専門店とうたっているのに韓国料理のサムギョプサルを提供するコスプレ焼肉店などがすぐ近くにある(赤坂は韓国人街でもある)。ワクワクはしないがミステリアス。
筆者はどの店も入店したことがないのでサービスのほどは分からない。何かあってもJタウンネットでは一切苦情を受け付けないが、探検したくなる店が密集しているスポットなのは確か。
4月中旬になったら、ジョイフルをはじめ赤坂見附界隈をブラブラ散歩してみてはいかがだろう。