「移住先No.1」山梨県の人気の秘密...「20代も増えている」
2015.02.13 18:55
転入超過を食い止めるために必要なこと
ところで、総務省が1月30日に発表した「住民基本台帳人口移動報告2014年結果」によると、今回のランキングでトップ10に入った県はいずれも転出超過で、山梨県は2564人、長野県は3279人のマイナスになっている。
移住先として人気は高くても、転入の流れはあまり大きくないのが現状。それでも明るい兆しはあり、20・30歳代の相談者が増えているという。
「学生さんが相談にこられて、山梨で就職先を決めたというケースもあります。20代の方も増えていますよ」(山梨県担当者)
リニア中央新幹線の開通はまだ先の話だが、東京から1時間以内で通える環境が整えば、移住を希望する人はさらに増えそうだ。
「地元出身の私ですが、相談者に教えられるんですよ、山梨のいいところを。富士山があって、水と果物がおいしいなんて、10代のときは当たり前だと思っていましたから。山梨を訪れたことのない人に対しては『とにかく行ってみてください』とお伝えしています(笑)」(山梨県担当者)