東京基準ではダメ...「関西」対応迫られる全国チェーン
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年1月28日放送で「関西と関東の食文化の違い」について取り上げていました。
テレビやラジオでよく耳にする「標準語」。
東京・山の手に住む人たちの使っていた言語がベースになっていると言われていますが、最近では関西弁も市民権を得てきていますよね。
そんな「言葉」だけではなくて、ちがう業界でも「地元志向」が見直されつつあるのだそうです。
2014年10月にオープンした「ユニクロ大阪」では、地元・大阪を盛り上げようとさまざまな企画を実施しています。
オープン時に並んでくれたお客さんには、大阪ならではの商品であるサンガリアの「みっくすじゅーちゅ」とリクローおじさんの店の「マドレーヌ」を配ったそうです。
さらに、大阪をデザインしたTシャツを販売。
セブン&アイ・ホールディングスでは、プライベートブランド「セブンプレミアム」で、従来は全国で豚肉を使っていた"肉じゃが"を2014年から、関西では牛肉に切り替えて地元に合わせたところ大ヒットしたそうです。
関西だけで味わえるのおでんのタネも
セブン&アイ・ホールディングスの例のように、関西と関東では食文化にさまざまな違いがありますよね。
たとえば、関東には「きつねそば・うどん」や「たぬきそば・うどん」が存在しますが、関西には「きつねそば」や「たぬきうどん」は存在しません。
食パンは関東では6枚切り、関西では5枚切りが人気です。
こんな食文化の違いに対応するために、セブンイレブンでは大阪の商店街を実際に歩いて聞き取り調査をし、おでんのタネに「だし巻き玉子」「紅しょうが天」「ごぼ天」を関西限定で販売しているそうです。
今後も関西に限らず、地方色を打ち出して差別化を図っていくやり方がどんどん続いていくと思われます。(ライター:ツカダ)