猪ラーメンに猪ハンバーグ、猪丼も...呉のジビエメニューがユニークでうまそう!
[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年1月26日放送の知りドキのコーナーで、普通のお肉とは一味違った味が楽しめる、ジビエ料理の魅力の秘密について紹介していました。
ジビエとは、フランス語で、イノシシや野鳥など、狩猟で得た天然野生鳥獣の食肉を意味する言葉です。これを使った料理をジビエ料理と呼び、広島市内でも、提供するレストランが増えてきています。
熟成で臭みのない旨みの凝縮された味へ!「ジビエ ヨコタ」
主に、県内で捕獲した雉や鴨、イノシシなどを販売しているこのお店。その代表である横田幸典さんが猟を始めたのは、今から9年ほど前です。ハンターだった父親の影響だといいます。
「ジビエ ヨコタ」の売りは、時間をかけて熟成させた肉にあります。温度と湿度を管理した熟成庫の中で、1週間から1カ月ほど熟成させます。熟成させることにより、たんぱく質が分解され、アミノ酸に変わります。それにより肉の風味が高まり、獣臭などの嫌な臭みもなくなるのだそうです。
イタリア料理店「リベロ」では、ディナーコースのメイン料理として、「ジビエ ヨコタ」から仕入れたイノシシや雉肉を使用しています。西谷栄人シェフは「個体差があるので、けして同じものはでてこないんですよね。その時にしか味わえない楽しさがあるので、もっとジビエが普及していったらいいのになと思います」と、ジビエ料理は一期一会だと語ります。
イノシシの美味しさを堪能!
呉市にある「国民宿舎 野呂高原ロッジ」では、有害鳥獣として捕獲されたイノシシの肉を、名物として売り出しています。この時期しか味わえない、日帰り入浴にイノシシ鍋懐石がついたお得なプランが、家族連れを中心に大人気です。

野呂山の厳しい冬の中で育ったイノシシは、程よく脂がのりうまさ格別です。こちらで提供される「味噌仕立ての猪鍋」には、隠し味としてイノシシの骨で取った出汁を使用しています。
また、手軽に食べてほしいと、ランチメニューには、猪ラーメンや猪ハンバーグ定食、猪丼などがラインナップされています。野呂山イコール猪となるように、PRを続けていくとのことでした。(ライター:haruhana)