道頓堀プール、あまりにも足りなかったのは「陸地」だった
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年1月30日放送で「道頓堀プール計画断念」について取り上げていました。
2013年の10月に、大阪の道頓堀にプールを作ろうという「道頓堀プール計画」が発表されました。
全長はなんと800mという壮大なもので、発案者の大阪府市特別顧問の堺屋太一さん曰く、「成功すれば東京オリンピックの数倍の経済効果も!」というもの。
道頓堀川開削400年を記念して2015年6月の開業を目指していたのですが......。
計画発表から1年後の2014年10月には当初予定の800mを、10分の1の80mに縮小し、営業期間も夏場の1ヶ月限定というものに変更。
そしてここに来てまさかの、"道頓堀川プール計画中止"になってしまったというのです。
道頓堀川プールの準備会社によると、「右も左もわからないまま夢を見てたけど、プール事業の難しさが身に染みてわかった」そうです。
プール運営にはさまざまなリスクが......
準備会社が運営会社を探していく中で、プールを運営するには、水質管理の問題や事故が起こる可能性など、いろんなリスクがあることを知ったと言います。
それにそもそも、レジャープールは"水面の4倍くらいの陸地"がないとお客さんがゆっくりできないというのが通説なのだそうですが、道頓堀川にはそんなスペースがなかったのです。
そもそも何故道頓堀にプールを作ろうとしたのでしょうか?
準備会社によると、別にプールでなくてはダメなわけではなく、ミナミの街のイメージを一変させるものを作りたかったそうです。
今回、プール計画は敢えなく断念する結果になってしまいましたが、何かまた画期的なアイデアで大阪を盛り上げる"オモロイもの"ができるといいですね。(ライター:ツカダ)