どうしてそうなった!? 京都府の難読地名「間人」、あなたはわかる?
2015.02.01 07:00
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年1月23日放送で「京都の難読地名"間人"」について取り上げていました。
京都府にある難読地名「間人」、何と読むかご存知でしょうか?
正解は「たいざ」、"幻のカニ"で有名な間人ガニで名前を知っている方もいるかもしれませんね。
間人は京都府の北部、京丹後市丹後町にある地名です。
では、なぜこんな地名になったのでしょうか。
間人の海岸近くの石碑には「間人皇后ゆかりの碑」が立っています。
間人皇后は「はしうど」皇后と読み、聖徳太子の母君のこと。
間人皇后が蘇我氏と物部氏の争乱を避けて丹後に身を寄せ、地元に人に歌を贈ったそうです。
感謝の気持ちと皇后への敬意からきた地名
では、「はしうど」が「たいざ」と呼ばれるようになった経緯は何でしょう?
争乱を避けて丹後に身を寄せた間人皇后は都に戻るにあたって、人々への感謝として自らの名前である「間人(はしうど)」を村に贈り、この地に自分の名前を付けるように言ったそうです。
ですが住民は間人皇后の名前を呼び捨てにすることを畏れ多く思いためらいました。
そこで皇后がこの地から「退座」したことにちなみ、間人を「たいざ」と読み替えたのだそうです。
間人という地名には、皇后の村人への感謝の気持ちと、村人の皇后への敬意が込められていたのですね。(ライター:ツカダ)