関東人が敬遠する関西の「真の庶民の味」紅しょうがの天ぷら、その由来は?
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年11月11日放送で「紅しょうがの天ぷら」について取り上げていました。
関西特有の食文化で大阪庶民の味といえば、たこ焼き?お好み焼き?
いえいえ、「紅しょうがの天ぷら」なんです!
赤くて大きな紅しょうがの天ぷら。
スーパーのお総菜売り場や居酒屋メニューなどでよく見かけるこの料理、関東から来た人にこれを紹介したら、「いや、これはちょっと......」と受け入れられない人もいるそうです。
関西の食文化に詳しい豊下製菓の豊下正良社長によると、紅しょうがの天ぷらは関西の"もったいない精神"が生み出した食文化だというのです。
健康パワーが詰まった紅しょうがの天ぷら
関西では江戸時代からシソを漬ける文化があったのですが、その際に残った梅酢を捨てるのがもったいないと、しょうがを漬けて保存食にしていました。それを揚げて天ぷらに活用したのがルーツだと言われています。
このように関西で昔から親しまれているしょうが。
古くから漢方薬の原料として、健康内を維持したり、解毒・解熱、鼻づまり、吐き気止めなどの薬効で利用されてきました。
また、体の新陳代謝を活発にし、保温効果も良く、風邪、腹痛、冷え性などに良いとされています。今ではしょうがを使ったインナーまで登場しているほど。
そんなしょうがのパワーが詰まった紅しょうがの天ぷら、まだ食べたことがないという方にも是非食べてみてもらいたいですね。(ライター:ツカダ)