都会人「健康のために一駅くらい歩こう!」 地方民(こいつ、正気か?)
「健康のため、目的地より一駅早く降りて、その分ウォーキングしよう!」
雑誌などの健康特集を見ると、時々そんなアドバイスを見かける。
そのたびに噴出するのが、「そんなことできるのは、都会に住んでるヤツだけだよ!」という反応だ。
田舎者からしたら正気の沙汰じゃない pic.twitter.com/04MbzA5wJo
— 部畜からやや解放の咲紅 (@Snowmiku_39) 2014, 11月 2
東京都心なら、JRにしろ地下鉄にしろ、一駅の間隔はせいぜい1キロ前後。歩いても15~20分だから、ちょっとしたウォーキングとしてはちょうどいい。
しかしこれが地方になると、どうなるか。
「都会の『一駅』と地方の『一駅』は別の言葉」
現在、駅間距離が日本で最も長いのは津軽今別駅(青森)~木古内駅(北海道)の74.8キロ。これはさすがに例外としても、地方に行けば10キロ以上、というところはざら。ましてや、途中には山がそびえていたり、道などなかったり......。電車に乗っていれば5分程度でも、歩けば数時間、下手すれば半日仕事ということは珍しくない。
誰と話したか忘れたけど、香川おるときは『一駅歩くダイエット』ってどんなん?!歩き過ぎ!根性あり過ぎ!
って思いよったけど東京やと一駅間が狭いけん歩けるんやってやっとわかった。
— 小泉みゆき (@koizumimiyuki) 2012, 10月 12
「あー終電逃した...一駅だから歩くか...」と思ってる東京or大阪民に、地方の"一駅"を歩かせると死ぬ。
— 鳥。 (@triptych_3) 2011, 12月 3
東京で一駅歩くのと地方で一駅あるくのは同じ意味のようで、天井と天丼なみに違う
— kame826なのです (@kame826) 2012, 10月 28
都道府県別、県庁所在地から隣の駅までの距離は?
とすれば、隣の駅との距離で、その都市の「都会度」「田舎度」を測れるのでは?
そう考えた編集部では、各都道府県の県庁所在地名を冠した駅から、隣の駅までの距離を調べてみた(JRのみ。複数ある場合はその平均値)。
結果、駅間距離が「近い」都道府県1位となったのはやっぱり東京......と思いきや、徳島駅。平均1.4キロと、山手線並みに近い。JR四国は駅間距離が短い傾向にあり、高知(4位)、香川(11位)も上位にランクインしている。
2位は長崎駅(1.6キロ)で、3位にようやく東京駅(1.7キロ)。ターミナルのため多くの路線が乗り入れていることが、平均値を上げる結果となった。
栃木、鳥取を上回ったのは...?
逆に「遠い」のは、3位が宇都宮駅(6.2キロ)で、2位が鳥取駅(6.6キロ)。では1位は――というと、これまた意外にも横浜駅(7.0キロ)。川崎駅や新川崎駅、戸塚駅がいずれも10キロ以上離れているためだ。なんにせよ、このあたりになると「一駅歩く」のはよほど足に自信がないと厳しいレベルだろう。
まとめ
対象が県庁所在地だけ、という条件では、さすがに結論を出すのは難しかった。もっとも、図表からはある程度の傾向も読み取れる。皆様のご意見をお待ちしたい。