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福島県の新知事はヘヴィメタル好き! 毎朝ジューダス・プリーストでおはよう

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.10.28 19:03
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東日本大震災と福島第一原発事故の発生後、福島県で初めて実施された県知事選挙は、2014年10月26日、内堀雅雄氏(50)が初当選した。東京大学を卒業して旧自治省に入省。大蔵省や福井県などで勤務した後、2001年から福島県庁に出向。2006年から副知事を務めた。

「メタル」で気合を入れる

いわば「エリート」な内堀氏だが、趣味は「音楽鑑賞」。それもヘヴィメタルだ。福島中央テレビの情報番組「ゴジてれChu!」(月~金曜15時50分~19時)のインタビューに応じた際、その意外な一面が披露された。

27日午前1時、当選の興奮がまだ冷めやらぬ中、福島市内のホテルの1室でインタビューは行われた。
聞き手は同局の福島大橋アナウンサー。彼女が「原点とも言えるものをご用意したんですが」といって取り出したのは......英国のヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンのCD「パワースレイヴ」だった。

アイアン・メイデン「パワースレイヴ」のCDジャケット(Amazonウェブサイトより)
アイアン・メイデン「パワースレイヴ」のCDジャケット(Amazonウェブサイトより)

すると内堀氏は「あっ、アイアン・メイデンですよ、はいっ」と間髪入れず反応。大橋キャスターからCDジャケットを受け取り、表面を優しくなでながら「ええ、もう、ジャケット見た瞬間に分かります」と声を弾ませる。

メタルを聞く理由について内堀氏は、「自分に喝が入るんですね。気合が入るんです」と告白した。

地元紙の記事でも、「朝はメタルを聞いて目覚める」「お気に入りはジューダス・プリースト」といったエピソードが紹介されているという。

「惚れたよ」by めいろまさん

たまたま番組を視聴していた福島県民を介して、その評判はあっという間にネットに拡散した。

メタルが一つの黄金期を迎えたのは1980年代。内堀氏が10代後半~20代だったときだ。古き良き時代のメタルにハマり、その思いが今も続いているということか。アイアン・メイデン、ジューダス・プリーストといったいわゆる「王道」なセレクトからも。

サブカル岩手知事とメタラー福島知事

高級官僚出身の知事と聞くと堅物で融通のきかなそうなイメージを抱きがちだが、外務省出身で現役の達増拓也岩手県知事は、大のマンガ好きでサブカル通として有名だ(参考:執筆陣が豪華すぎる サブカル通な知事発案の「無料」漫画サイト)。

なお「内堀まさお 福島県知事候補公式サイト」によると、少年時代は母の影響でエレクトーンやバイオリンを習い、吹奏楽部でパーカッションを担当していたことも。クラシックをたしなんでいた人が成長してメタル好きになるのはよく聞く話だ。

「気合」もただの口だけではない。大学時代は合気道部に入部。厳しい訓練を続け、三段を取得している。

ぶれない軸を持ちながら、チャレンジ精神の旺盛な内堀氏。インタビューに応じる姿は温和そのものだったが、内に秘める情熱は燃えたぎっているに違いない。

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