電柱に「迷い犬探してください」→なぜか書類送検された...
2014.10.05 07:44
迷い犬、猫だけじゃない?
地方行政の専門家である名古屋大学都市情報学部の昇秀樹教授は「市民感情にも大きな配慮をすべき時代にきていると思います。条例そのものを見直すというのも一つの解決策ですし、条例を変えなくとも運用のやり方で事を荒立てることなく処理することも可能であると考えます」とおしゃっていました。
また最近では迷子の犬や猫だけではなく、認知症などで徘徊を繰り返し、行方不明になる高齢者もいるとのこと。
なんとか早く探したいと張り紙に託す人が多いのも事実です。
河村市長はこの件にも触れており「徘徊老人は大変大きなテーマだし、われわれもいつなるかわからないわけで、一定のルールを作ってやれば良いのでは」とおしゃっていました。
このような条例は名古屋市に限ったことではなく、屋外広告物規制法に基づいて、ほぼ全国的に同じような条例があるとのことです。
今後規制緩和はされる可能性があるとしても、現状は禁止で処罰の対象であるということを覚えておくことが大切です。(ライター:神谷祐美)