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コンビニ=アンテナショップは地域を活性化してくれるか

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.09.24 18:08
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旭川土産の人気商品やご当地菓子が買える!

ローソン広報室によると、同店はビジネスマンや近隣住民が多く訪れる繁盛店。日本最大級の歓楽街・歌舞伎町は明治通りを挟んで目の前だ。外国人客も多く旭川をアピールするには好立地といえよう。店舗面積は標準的なコンビニ(だいたい30~40坪)より少し広めな印象で、入口は2カ所。

アンテナショップのコーナーは、幅90センチ×高さ135センチの専用陳列棚が4台と、左横にパンフレット・チラシのラックがある。

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新宿イーストサイドスクエア店が営業を開始したのは2012年9月。今回のアンテナショップオープンにあたって売場配置を見直し、雑誌・書籍などのコーナーを移設して、視認性の高いレジ前にスペースを確保した。
店のディスプレイは旭山動物園をイメージしている。「旭川食べマルシェ」と書いてあるパネルと白クマの巨大ぬいぐるみなどが展示されており、旭川の店であることが一目で分かるようになっている。

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旭川から駆け付けた関係者に尋ねたところ、地元の売れ筋はやっぱり「白クマ塩ラーメン」。2006年の発売開始以来、累計約40万食を出荷している。もちろんこちらのローソンでも扱っていて価格は171円(税抜き)。

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旭川動物関連商品のほか、有名な旭川ラーメンや地域食材を使用したフルーツ、地元で人気の調味料など約80品を販売。季節ごとに商品は入れ替える方針だという。

旭川市民なら高い確率で知っている「ビタミンカステーラ」も置いてある。24日に再訪して棚をチェックしてみたら、80円とお手頃価格のせいか結構売れていた。

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アンテナショップのスペースの斜め前には電子レンジが5台ある。オープン当日の朝は客もまばらで気づかなかったが、電子レンジでコンビニ食を温めている間、待っている客が物珍しそうに旭川グッズを手に取っている姿を目撃した。よく練られた店舗配置だ。

店内を歩くと、ローソンブランドのオリジナルおにぎりやサンドイッチ、寿司、店内調理の惣菜など、中食アイテムの充実ぶりが目につく。多忙なビジネスマンが仕事の合間に食べるのピッタリ。
定番のNB(ナショナルブランド)商品とPB(プライベートブランド)商品、そしてご当地加工食品を巧みにミックスした店づくりは見事というほかなく、クリーニングBOXなどの各種サービスも対応している。観光目的で来日した外国人客が来店すれば、この店自体が土産話になることだろう。

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自治体アンテナショップを併設しているローソンは、23日にオープンした店を含め全国に8カ所ある。

セレモニーの席で市の経済観光部部長は「長年(東京で)アンテナショップを持ちたいと思っていた」と語っていた。
運営に伴うコストとリスクを考えれば、コンビニと提携してアンテナショップを設けようと考える自治体はさらに増える可能性があり、これからの地域振興のあり方に影響を与えるかもしれない。

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