名古屋メシVS大阪グルメ、東京人の舌をつかむのは?
これぞ名古屋めし!の矢場とん
続いて向かったのは矢場とんのイートインコーナー。こちらは5組ほど先客がいた。足を踏み入れるや否や味噌の匂いがした。
向かいのコーナーの八丁味噌から流れてきたのかもしれないが、「これが本場の匂いか~」と期待に胸が膨らんでしまう。
みそかつ丼1人前を頼んだところ、あんかけスパとは異なりあっという間に出てきた。丼に「矢場とん」のロゴがデカデカと入っているほか、割りばしやお手拭にマスコットキャラクターの「横綱ぶた」が描かれている。
味噌かつは名古屋に限らず全国各地で食べられるけれども、矢場とんの味噌だれはとにかく濃厚。たっぷりかかっているのでご飯まで染み込んでいる。
魅力はそれだけではなかった。カツは南九州から仕入れた豚肉を使っているそうだが、安い定食屋のカツと違ってペラペラしておらず、ふんわりとした柔らかさがある。それでいて脂分がいい感じに残っているから、歯ごたえもある。
ご飯は水分を多く含んでいて、かなり柔らかい。ついでに書くと、添付の割りばしもしなっていた。一方で丼の底は少々深め。
壁に目にやると、いろいろな食べ方があるらしい。そのまま食べるもよし、からし、すりごま、唐辛子を書けるもよし。試しに添付のからしをかけてみると......甘かった味噌カツがガラッと変わった! これは期間中何度でも足を運びたくなる。
大満足して矢場とんコーナーを離れた。
いよいよラストは「ひつまぶし」――と思ったが、お腹いっぱいで歩くのもつらくなってしまった。
結局、ひつまぶしは明日以降に持ち越すことに。ちょっとだけ店をのぞくと、3つあるイートインコーナーの中では最も混んでいた。早めに出かけた方がよさそうだ。
会場にはスタンドコーナーも設けられていて、実演販売をしているメニューをその場で食べることができる。
腹いっぱいでなければ、名古屋コーチン手羽唐揚げにもチャレンジしたのだが......。己の不甲斐なさに呆れた。
お土産を探している人におすすめしたいのが青柳総本家の「生ういろう」。店頭に並ぶ商品の種類は豊富で、選択に困ることはないだろう。
アルコールなら大阪の地ビール「箕面ビール」はいかがだろう。世界のビールコンテストで金賞や銀賞を獲得している逸品だ。
このほかにも、串カツやモダン焼き、天むす、きしめん、元祖たこやきなども販売している。
開催期間は9日(火)まで。最終日は午後6時で閉場なので要注意だ。
【出展業者およびメニュー一覧】
≪名古屋≫
[半ろく]いか姿焼き、えびせん各種
[カクキュー]八丁味噌
[大和屋守口漬総本家]守口漬
[丸幸水産]しらす干し
[地雷也]天むす
[両口屋是清]武将物語。両口屋是清の千なり
[浪越軒]鬼まんじゅう
[青柳総本家]生ういろう
[宮きしめん]半生きしめん
[名古屋コーチン旬菜 一鳳]名古屋コーチン手羽唐揚げ
[みそかつ 矢場とん]みそかつ丼
[名古屋なまずや]ひつまぶし
[スパゲッティ・ハウス ヨコイ]あんかけスパゲッティ
≪大阪≫
[551蓬莱]豚まん
[キャナレット]ジェラート
[大寅]天ぷら・かまぼこ
[菊の露本舗 菊多林堂]割板
[宇治園]宇治煎茶
[総本家 小鯛雀鮨 鮨萬]小鮨雀鮨・棒すし
[庵月]栗むし羊羹
[大阪くしよし本店]串カツ
[箕面ビール]地ビール
[味乃家]モダン焼き・お好み焼き
[たこやきの元祖 会津屋]元祖たこ焼き
[道頓堀 今井]きつねうどん
[丸福珈琲店]コーヒー
[石見食品工業所]ヘルメスとんかつソース
[伊勢屋商店]水茄子ぬか漬
[小倉屋山本]えびすめ