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大阪から蚊が消えた、は本当?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.08.27 16:23
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2014年の日本の夏は、全国各地でカメムシやケムシ(マイマイガの幼虫)が大量発生している(「悪臭で目が覚める」日々の次は「ガ」地獄...米沢市民の憂鬱は終わらない参照)。

その一方で、例年以上に減少しているとみられるのが「蚊」(か)だ。大阪府では蚊の捕獲調査を毎年実施している。年によって波があるものの、長期的に見れば調査1回当たりの平均値は減っていて、2005年以降30匹を超えた年はない。

写真はイメージです(tataquaxさん撮影、Flickrより)
Sucking on my hand! (5)

8月27日放送の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)は、大阪市内の公園で独自調査を行うとともに専門家にその原因を尋ねた。

日なたと日陰では蚊に刺される率が大違い!

植物の茂みにある涼しくて湿ったところを蚊は多く生息する。そして体温が高くて汗っかきな人が蚊に刺されやすいという。

そこで番組は、男性スタッフに上半身はランニング・下半身は短パン姿になってもらい、汗をかいた状態で日陰と日なたでそれぞれ立たせ、どれだけ蚊に刺されるか実験した。
すると、日なた(33.2度)で刺されたのは2カ所だけだったのに対し、日陰(29.5度)では1分で実験を断念してしまうほど、体のあちこちが蚊に刺されてしまった。

蚊が全くいないわけではないけれども、番組が街頭インタビューをしたところ、大阪の人も異変を感じ取っていた。

「いつもはぎょーさんいるんやけど(今年は蚊がいない)」

番組にコメントを寄せた害虫防除技術研究所の白井良和さんによると、蚊が少ないのは2つ理由が考えられるという。

  • あまりの暑さに成虫が長生きできずに死んでしまった。
  • 蚊の幼虫ボウフラは水たまりなどに生息しているが、大雨で流されてしまった。

8月の大阪は、27日現在で例年の3倍以上の雨量を記録している。大雨との因果関係はありそうだ。

同意見がネット上では多いが...

ネット上には「確かに今年は蚊が少ない」という意見が相次いで挙がっていて、しかも大阪だけはなさそう。

ところで、日本全土に分布しているアカイエカは4月頃から10月くらいまで吸血活動を続ける。また近似種のチカイエカは冬でも休眠しない。

気象庁の週間天気予報によると、最高気温・最低気温ともに、平年より低い日が多く、かなり低い日もある。降水量は平年並か平年より多い見込みだ。

「今日なんて蚊が大量にでてきそう」
「蚊はこれから出てくるよ。最近はいつもそう」

という意見もネットに挙がっていた。

白井さんも「9月以降は逆に蚊にとっていい環境になる可能性があり、繁殖のスピードが落ちないかもしれない」とコメントを寄せていた。

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