青森県警が教える「クマ対策」がかわいすぎて怖くない
昨年は「DJポリス」のユーモアあふれる誘導が評判となったが、2014年8月21日、青森県警察本部の公式ツイッターがつぶやいた、「クマに出会ってしまったら」という次のようなツイートが話題を呼んでいる。
【 (・(ェ)・)クマに出会ってしまったら~その1】
・ 遠くにクマを見つけたら~静かにその場を立ち去りましょう。
(・(ェ)・)? ....(ノ-_-)ノソーッ
・ クマがこちらに気づいたら~静かにしていれば、ほとんどの場合、クマは立ち去ります。 (続く)
— 青森県警察本部 (@AomoriPolice) 2014, 8月 21
熊の顔文字が微妙に変化するあたり、なかなか手の込んだツイートだ。続きがある。
【 (・(ェ)・)クマに出会ってしまったら~その2】
(続き)
・ クマがこちらに近づいてきたら~クマの動きに注意しながら、ゆっくり後退する。
ガウ?(・(ェ)・)! (-_-;)))))→
・ 走って逃げたり、大声、石投げなどは危険! (さらに続く)
— 青森県警察本部 (@AomoriPolice) 2014, 8月 21
顔文字の変化に注目
シリーズその3は、いよいよ本題。危険回避のコツを指南する。
【 (・(ェ)・)クマに出会ってしまったら~その3】
(さらに続き)
・ クマを刺激しない!クマの足は人間よりもずっと速く、逃げるものを追いかける習性があります。
≡(?・(ェ)・)? ~(/;>_<)/
・ 子グマに決して近づかない~近くに必ず親グマがいます。
— 青森県警察本部 (@AomoriPolice) 2014, 8月 21
この「クマに出会ってしまったら」シリーズには、1000を超えるリツイートがあり、400以上のユーザーが「お気に入り」に登録している。
被害品スイカ6個
この他に「くま出ました!」や「くまが食べました!」というシリーズもある。
【(・(ェ)・)くま出ました!】
8月20日午後3時30分ころ(青森市浅虫で約1メートル1頭)、午後5時30分ころ(むつ市関根で約1メートル1頭と約50センチメートル2頭の計3頭)、午後6時45分ころ(三戸町袴田で約1メートル1頭)が目撃されました。付近の皆さん、ご注意ください。
— 青森県警察本部 (@AomoriPolice) 2014, 8月 21
【(・(ェ)・)くまが食べました!】
発生場所:東津軽郡平内町大字山口
( 青い森鉄道西平内駅から南方約900メートルの畑 )
発見時間:本日午前6時30分ころ
被害品:スイカ6個、トウモロコシ約100本
付近のみなさんご注意ください。
— 青森県警察本部 (@AomoriPolice) 2014, 8月 21
それぞれリツイート200や500など、高い注目率を示している。通常の告知に比べると、ケタ違いだ。
ユーザーからは、こんなコメントが寄せられている。
「顔文字のお陰で緊迫感が皆無であるな」
「かわいいw」
「軽くほのぼのした」
クマとの遭遇は、下手をすれば市民の命にも係わりかねないシリアスな問題だ。そんな話題を顔文字付きで書くというのは一見不釣合いだが、どんなに重要な告知も伝わらなくては意味がない。顔文字使用で、リツイートなどの反応がグンと伸びたことは間違いない。青森の「ツイートポリス」は今後も注目しておきたい。