「私の飼い主は、飲酒運転で命を奪われました」 柴犬が訴える福岡の実話CMが泣ける
「私の名前はこゆき。大切な人と散歩をするのが大好きです」
そんなナレーションとともに登場するのは、1匹の愛らしい柴犬だ。静かなピアノのメロディーをバックに、柴犬の「こゆき」はてくてくと校庭などを歩く。
だが、「こゆき」のそばに、一緒に散歩をする「大切な人」の姿はない。ナレーションは、こう続く。
「......だけど、大切な人は、飲酒運転のドライバーに命を奪われました。思い出の場所を探しても、大切な人は見つかりません」
15歳の飼い主を飲酒運転で亡くす
現在話題となっているこの動画は、福岡のNPO法人「はぁとスペース」がYouTube上で公開しているものだ。2014年8月14日現在、すでに3万回近く再生されている。
毎日新聞(ウェブ版、13日付)は、この動画の背景を詳しく取り上げた。出演しているこゆきは2011年、実際に「大切な人」を交通事故で亡くしている。当時16歳だった飼い主の少年だ。このCMは、上記NPOの代表を務める母親らが、飲酒運転の撲滅を呼びかけるため制作、現在テレビ放映を目指してスポンサーを募っているという。
「少しでも多くの人に感じてもらいたい」「健気で号泣」
テレビ番組などでも相次いで取り上げられたこともあり、ツイッターなどでも大きな反響が巻き起こっている。
これ本当に亡くなった人の可愛がってたわんちゃんが出演してるCM。本当に胸が痛くなる。事故とか事件で死にたくないし、大事な人も失いたくないよね。飲酒運転撲滅2014版 http://t.co/g3vi6muYi5 @youtubeさんから
— も え (@bachichan47) 2014, 8月 14
スッキリの飲酒運転の事件のやつで
くっそ泣いた(;_;)
こゆきちゃんって柴犬の健気に
死んじゃった飼い主を待ってる
感じがもううわぁぁぁぁあああ!
飲酒運転駄目絶対!!!
— ほ し の ひ な た (@am_pochi) 2014, 8月 14
飲酒運転絶対ダメ??
涙が出るような柴犬こゆきちゃんの思い。少しでも多くの人に感じてもらいたい。http://t.co/t8TYdBKk2N
— のえる (@mtptrk) 2014, 8月 14
飲酒運転に巻き込まれて亡くなった飼い主の帰りをずっと待っている柴犬......(´;ω;`)
感動。・゚・(ノД`)・゚・。
— やまだ まりな (@TSUN_1123) 2014, 8月 14
飲酒運転撲滅運動のCM泣く!柴犬小雪ちゃんが健気で号泣しそう・・・。
— 檸檬8/24-3号館E43a (@mioto_koenji) 2014, 8月 13
「大切な人が突然いなくなるという事、あなたは想像できますか?」
動画は、こゆきのそんな呼びかけで締めくくられている。