あずきバーがあんなに「硬い」理由が明らかに!
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2014年7月25日放送で、あずきバーの秘密について紹介していました。
あずきバー誕生の秘密
夏といえばアイス、この地方のアイスといえば、あずきバー!
あずきバーは三重県津市の井村屋株式会社が製造、販売しています。
人気の秘密を探る前に、井村屋本社に来た人は、おいしさを知ってもらうため、アイスが食べ放題だそうです。
経営戦略部の尾崎弘二さんによれば、井村屋は明治29年創業で、あずきを使ったようかんを売り出した和菓子が原点だとのこと。戦後は菓子業界にも進出、その後昭和38年に他のメーカーに先駆けアイスキャンディーを販売しましたが、大手メーカーが一挙に進出し勝てず。
初代社長の「あずきがあるやろ!」の一声で、もう一度菓子屋の精神に立ち戻り開発したのがあずきバーだそうで、昭和48年に発売。すると他では作れないあずきの味がウケて大ヒット商品となりました。
ハイテク技術と職人の技の融合
おいしさの秘密一つ目はハイテク技術と職人の技。一見してみると相反する二つですが、この二つが見事に融合して、あの味を作り上げているとのこと。
最新鋭の小豆自動選別機は、上下に設置したカメラで一粒一粒小豆をチェック、高品質の小豆のみを選んで、不合格の小豆はエアーで排除されます。
開発部長の加藤光一さんが撮影NGを出した場所では、味を左右するあん炊きをしています。こちらでは唯一職人の技に支えられていて、添加物は一切使用せずに小豆、砂糖、塩、コーンスターチのみで作る秘伝の製法だとのこと。
固さはおいしさへのこだわり
二つ目はあの固さにあるそうで、その固さゆえに「歯が欠けた」いう人も。
Twitterで「あずきバーは固いから、歯には気をつけてね」と注意喚起するほどです。
1本に約100粒の小豆を使用し、その小豆は均等に入っていますが、製造ラインの中にマイナス35度の冷たい液体を常時シャワー状にかけることで、小豆が沈む前に凍るのだそうです。
そのため小豆が均等になり、あの固さになるとのこと。完全に凍結するまでに7分しかかからないというのには驚きです。
そのまま食べるだけじゃない?新商品もヒット!
そんなあずきバーですが、実は夏だけではなく、冬にも楽しめるそうです。
あずきバーを2本お椀に入れて、電子レンジで2分加熱するだけで、おしるこになるそうですよ。
また新商品の開発にも力を入れており、現在はあずきバー、ミルク金時バー、宇治金時バーに加えて、昨年ラジオ番組とコラボしたゆずあずきバーは700万本のヒットで、品薄状態なんだとか。
ドデスカ!でもコラボをお願いしておりましたので、また新しいあずきバーが開発されるかも!?(ライター:神谷祐美)