空き家の原因は単なる「過疎」ではない?
2014.07.31 16:59
東北・北陸で比較的空き家が少ないのは雪のせい?
総住宅数における空き家率が高いのは山梨県で22.0%。実に5分の1が空き家の状態だ。二次的住宅を除いても17.2%で最下位は変わらない。
長野県は、総住宅数でみると19.8%の46位だが、二次的住宅を除くと14.6%。セカンドハウスの需要に左右されるところが大きいようだ。
そのほかの地域で目立つのは、四国地方や鹿児島、和歌山といった南国の県だ。いずれの自治体も人口減少に伴って空き家が増えているのは事実だが、同じように過疎に悩む東北地方の空き家率が比較的低いのとは対照的。
はっきりとした理由は不明だが、豪雪地帯では屋根から雪を落とさないと重みで家屋が倒壊する危険性が高い。自然環境等に対する意識の違いが影響しているのだろうか。
また100万以上の人口を有する都市があるにもかかわらず、広島と大阪は全国平均を上回る。