日本最強のナース、自衛隊看護師。幹部候補生になる女性も
[めんたいワイド-福岡放送]2014年6月30日放送の『特集motto』のコーナーで、自衛隊病院に勤務するナースが幹部候補生を目指し自衛隊学校へ着校する様子が取り上げられていました。
普通のナースに見えるけど、実は自衛隊員の女性たち
福岡県の春日市にある自衛隊病院の他、全国にある自衛隊病院で勤務する医師、看護師は全員自衛隊員なのだそうです。
自衛隊病院で勤務する方は皆、防衛大学等を卒業して配属されますが、二人の看護師が活躍の場を広げたいという思いから、幹部候補生として、福岡県久留米市にある幹部候補生学校に着校を決めました。
ここには全国から幹部候補として看護師が集結しますが、今は曹長という階級ですが卒業して幹部となると海外派遣や被災地派遣等に参加できるようになります。
今回着校を決めた看護師も、スマトラ沖地震や東日本大震災に影響を受けて、現地で支援ができるナースになりたいという希望を強く持っていたとの事でした。
幹部候補生学校で行われるのは、ナースの世界とかけ離れている事ばかり
看護師として働いていても皆自衛隊員という立場の為、学校に着校する前には長い髪も耳や眉にかからないようにバッサリと切らねばなりません。
入校してからは服装や髪、公章を付ける位置にまで細かくきまりがあり、出来ていなければ徹底して何度もやり直しをさせられます。
実際に学校の建物に入るまでに、今回着校をする看護師たちは、声の出し方や返事の仕方、規律正しい動きが出来ていないと何度もやり直しをさせられ、建物に入ることもままならない様子でした。
毎日迷彩服を着て、怒鳴り声を浴びせられ、厳しい体力訓練が2カ月間も続くのだそうです。
また、自衛官として掌銃の授与式もなされます。
教官が促すままに「剛健ナースです!」と叫ぶ幹部候補生の方も、支援地や被災現地で活躍できるための準備としてこのような訓練も必要なのだろうと感じましたが、とにかく非日常的な厳しさを痛烈に感じました。
訓練が終了した後の看護師さんたちの活躍に期待したいです。(ライター:大分がんばるしゅふ)