これが都道府県別「町内会費」の相場だ! 東北・中部・九州なぜか高い
大都市圏は基本的に低め
今度は都道府県別の傾向を見てみる。下の図は最も得票の多かった値を色分けしたもの。首都圏の1都3県、関西の大阪、兵庫はいずれも「1~300円」が最も多い。地域インフラの補完という町内会の活動を考えれば、都市圏ほど低めとなるのは納得できる。
地方別に見ると、東北は「301~1000円」のゾーンが多く、北関東は県によってバラバラ。新潟の最多値は301~500円だったが全体的には分散気味。
明らかに高いのが北陸と山梨・長野で、500円以下に投票した人は少ない。
東海のうち岐阜・静岡は501~1000円が最も多いが、愛知は東京にやや近い。関西は滋賀を除くと基本的にシビアだ。
中国は島根だけがやや高め。四国は投票数が少なく今回の結果をもって断定することはできないが、高知は他の3県とよりも低い。
九州も県によってバラバラだが、1501円以上に投票した人はあまりいなかった。
次に、特徴のあった県を取り上げる。
北海道は自然の厳しいところで除雪費用等の出費がかさむ印象だが、1001円以上の投票は1つもなかった。
宮城の場合、1001~2000円のゾーンは1票もない。2001円以上で2票を入ったが、ほとんどは500円以内で収まっている。
新生活運動が今も生きている群馬県(2月21日付記事「群馬のお葬式にある「新生活」ってなんだ?」参照)。北海道ほど低額ではないけれども、1000円以内が75%を占めた。