釧路発B級グルメ「スパカツ(かつミート)」を高田馬場でガッツリ食す! 熱い鉄板にソースがジュワ~!!
店員から飛び出した意外な一言
店は高田馬場駅から東に300メートルほど進んだ場所にある。土曜日の午後4時過ぎ、しかも雨が本降りにもかかわらず、通りを歩く早稲田大学生の姿は絶えない。
※2014年6月22日追記:西→東に修正いたしました。
ネットで「店の看板は東京チカラめしっぽいからすぐ分かる」という情報に接していたが――確かに似たデザインだった。経営は「太平洋石炭輸送販売」という釧路の会社で資本的なつながりはないのだが、まったく同じ場所で東京チカラめしが以前営業していたらしい。
筆者が入店したとき客は1人しかいなかった。彼は「週刊モーニング」で連載中の野球漫画「グラゼニ」の主人公・凡田夏之介みたいな風貌だった。
この店ではスパカツを「かつミート」と呼ぶようだ。店員に尋ねたところ釧路でも一番人気だとか。自分が座っている目の前に大きなパネルが掲示してあった。
麺の量は小・並・大・特の4サイズから選べる(もちろん料金は変わる)。食べ残しをしないよう朝食を軽めにしていた筆者は「大」を注文した。
待つこと約12分。女性店員が運んできたのは、鉄板に盛られジュージューと音を立てるアツアツのかつミート。これか! ――ところが彼女はなかなか料理を置こうとしない。おや?と思っている私に、店員は次のように言った。
「恐れ入りますが、跳ねますので紙のエプロンを着用いただけますか?」
店内観察にうつつを抜かし、事前に渡された紙のエプロンには目もくれなかった私。あわてて上着を脱ぎ、Tシャツの上に紙のエプロンをつけた。すると彼女は笑顔で料理をテーブルの上に置いた。