新潟の地酒を楽しむ列車「越乃Shu*Kura(コシノシュクラ)」デビュー
2014.05.02 18:06
地酒を味わいながら旅ができる、これは列車旅の魅力の一つと言える。車を運転しながらでは、けっしてこうはいかない。車窓を流れる風景を楽しみつつ、気の合う友と盃を傾ける。酒好きにとっては至福のひとときだろう。
こんな夢のような観光列車が、新潟県内の信越線高田駅・飯山線十日町駅間で、1日1往復運行される。2014年5月2日から6月末までの金土日と祝日中心の期間限定。「越乃Shu*Kura」というネーミングで、3両編成の快速列車、定員70人の全車指定席だ。
車両の外観は、伝統色「藍下黒」という青みを帯びた黒を基調に、白を組み合わせた落ち着いたカラーリング。新潟の風土をイメージしたとのこと。
車内はゆったりとくつろげるインテリアで、大きく広がる窓からは新潟の山や海が一望できる。イベントスペースには、酒樽をモチーフとしたスタンディングテーブルも設置されている。
車内での楽しみは、沿線の蔵元のふるまい酒、無料試飲だ。2号車のサービスカウンター「蔵守~Kuramori~」には、厳選した新潟県内の地酒の利き酒コーナーが設置される。「のみくらべクーポン」を購入すれば、5銘柄の利き酒が楽しめる。またイベントスペースではジャズの生演奏もある。