これはひどい!? くまモン、海外で「サタンの手先」として人気者になっていた
熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」。その関連グッズは飛ぶように売れ、全国各地に出没して老若男女問わず大人気だ。チャーミングな動きは人々を魅了し、イベント会場でのアクションはニュースとなって日本中を駆け巡る。
「何でこんな事してるかって?偉大なるサタン様のためさ」
ところが、海外では悪質極まりないコラ画像が流行しているという。物騒な写真にくまモンの写真が合成され、次のセリフが添えられているのだ。
「 WHY? FOR THE GLORY OF SATAN OF COURSE.(何でこんな事してるかって?偉大なるサタン様のためさ)」
海外の掲示板で「 WHY? FOR THE GLORY OF SATAN OF COURSE.(何でこんな事してるかって?偉大なるサタン様の為さ)」がくまモンの台詞として定着してると知って戦慄してる pic.twitter.com/MBjnUTEzCc
— プレジテンテ犬畜生 (@741356) 2014, 3月 4
これがくまモンの暗黒面なのか...!?
我らがくまモンになんたる誹謗中傷! しかも海外のネタ系サイトを探すと、こうした画像が次から次に出てくる。
恐ろしげな子どもたちを引き連れていたり、
あろうことか電車をハイジャックしたり、
ミサイルをぶっ放したり。
楽器演奏も悪魔の所業扱い。
かわいい動物たちをイケニエに差し出す。
なんという凶悪な暴れぶりだ。こんなの絶対くまモンじゃない!
くまモン=デーモンなのか!?
くまモンファンにとっては激おこな画像だが、なぜこのような悪用がされるようになったのか。
考えられる理由の一つはあの目玉。暗い所にいる猫の目とそっくりだ。「怖い」「不気味」「どこを見ているか分からない」という声はよく耳にする。
地上に生息する動物の中でもクマは強い。そして凶暴化したクマは人間を襲うこともある。そういった先入観と相まって、心ない人が悪のシンボルに仕立ててしまったのかも。でも凶暴さでいえば「メロン熊」も負けず劣らずといった感じ。別にくまモンじゃなくても...という思いは残る。
映画のデーモン(demon)とくまモン(kumamon)の綴りが似ているから、という奇説もある。
いずれにせよ、こんな「誤解」が生じてしまうのは、外国人たちがくまモンの真の姿を知らないからだと思われる。あの愛らしい振る舞いを目の当たりにすれば、間違ってもこんなことはできないはず。くまモンにはぜひとも、さらなる世界展開を進行させ、世界の人々にその魅力を知らしめてほしいものだ。
FOR THE GLORY OF KUMAMOTO!