百貨店の屋上遊園地なんで減った? 梅田・阪神百貨店も...
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年2月28日放送で「百貨店の屋上遊園地」について取り上げていました。
阪神百貨店梅田本店の屋上遊園地が、2月28日をもって閉園しました。
今から56年前、阪神百貨店の開業と同時の1958年にこの屋上遊園地は開園しました。最盛期は阪神タイガースが優勝した1985年で、1日3000人ものお客さんでにぎわいました。
しかし最近では、娯楽の多様化、少子化、設備の老朽化などの理由で屋上遊園地は減少の一途をたどっており、近畿百貨店協会に加盟する9社51店舗のうち、来月以降も営業を続けるのは松坂屋高槻店だけになりました。
百貨店に行く目的が変化し屋上遊園地が減少へ
「遊園地の乗り物と遊びの文化」の著者である山口大学澤喜四郎教授は、百貨店に行く目的の変化も屋上遊園地の減少の原因と語ります。
その昔百貨店と言えば、家族全員で訪れ、「買い物」をして「ご飯」を食べて、ちょっと「遊んで」帰る場所でした。しかし娯楽が多様化する中、この「遊ぶ」要素がどんどんと少なくなってきているとのことです。
今後、遊びの要素は屋上遊園地に代わり、ショッピングモールの遊具施設へと引き継がれていくのでしょうか。(ライター:ツカダ)