「板橋駅」や「清水駅」もある
日本統治時代の名称が元に戻されたケースもあれば、今でも使われているケースもある。その代表例が台湾第2の都市、高雄市の行政区の1つ「岡山(ガンシャン)」区だ。
同じ漢字文化圏なのだし偶然の一致では?と思う人もいるだろうが、当地の旧名は「竿蓁林」で「阿公店」とも称されていた。1920年に付近の大崗山、小崗山にちなみ「岡山」に改称され、地域の中心駅「阿公店停車場」も岡山駅に変更された。当時は読み方も日本流に「おかやま」としていたというから、やはり日本の「岡山」が念頭にあったのだろう。
岡山駅