「コンビニ弁当とかの仕切用のアレ、捨てなあかんのもったいないなあ......そうや、食べてしまえばええんや!」
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年2月18日放送で「食べられる小分けカップ」について取り上げていました。
大阪市生野区のアルミカップメーカー「木村アルミ箔株式会社」は、お弁当のおかず入れやケーキに使うアルミ箔の器を製造しています。平成元年には電子レンジにかけられるフィルム製の器を開発し、現在では多くの大手コンビニが採用しています。
ですが、アルミやフィルムの器など包装資材は、どうしても使用後にゴミになります。
これを何とかできないかと考えた木村社長は、「じゃあ食べてしまえ」と、食べられるものでカップを作ろうと決意したそうです。
食材の味を引き立てる"食べられるうつわ"
そこでできたのが、泉州沖で育てられた大阪海苔を使用した「海苔のうつわ」です。大阪の食材と大阪の技がひとつになった新しい商品で、大阪土産としてもおすすめです。
そして"食べられる器作り"の技を生かして新たに開発したのが、「おぼろ昆布のうつわ」です。
こちらは昆布の旨味とほのかに酢の香りがする商品で、器に入れた食材に昆布の旨味が加わり、また一味違った味わいが楽しめます。(ライター:ツカダ)