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ついに全国進出? 北陸最強チェーン「8番らーめん」ってなんだ

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.02.12 16:54
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「8番らーめん」――といわれてピンと来る人のほとんどは、北陸にゆかりがある人だろう。

2014年2月10日、その運営会社・ハチバン(石川県金沢市)が、長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」(長崎市)と資本業務提携を結ぶことで合意した、と発表された。

「8」のカマボコがチャームポイント

中部地方以外ではほとんど無名といっていい8番らーめん。しかし、「北陸の連中は空気を吸うように8番をすする」と評されるほど地元の支持は高い。国道8号線沿いに多く立地していることから「8番」と名付けられたそうで、多くのメニューに「8」が入っているカマボコ、通称「ハチカマ」がトッピングされている。リピーターにはおなじみの具材だ。

看板メニューは、炒めた野菜がたっぷり盛られた「野菜らーめん」。スープはしょう油・みそ・塩・とんこつから選べ、麺の量が半分のサイズもある。比較的オーソドックスな味付けながら「なぜか飽きない味」と北陸人は語る。

このほか「野菜こく旨らーめん」、「野菜ちゃあしゅうめん」、「野菜坦々麺」(地域限定)、「唐麺」、「中華麺」といったレギュラーメニューがある。「野菜五目らーめん」「酸辣湯麺(さんらーたんめん)」は現在販売中の季節限定品。とにかく野菜にこだわっているのが特徴だ。

8番らーめんのセットメニュー(ブログ「今日も美味しかった ♪」より)
8番らーめんのセットメニュー(ブログ「今日も美味しかった ♪」より)

地元民「なんでやろ、食べたくなる」

オフィシャルサイトにはテレビCMがアップされており、なぜか食べたくなる常連客の心理がうまく表現されている(動画再生にはReal Playerが必要)。

「なんでやろ。帰省編」は、15秒程度のストーリーだ。久しぶりに家族揃っての団欒、母親は寿司でも食べようと提案するが、男の子がリクエストしたのは8番らーめん。店でがっつり食べる子どもたちを見て、「なんでやろう?8番」と母親はつぶやく――同じ内容のコンテンツは何者かによってYouTubeにもアップされており、共感するコメントが投稿されている。

「本当に帰ったら食べたくなるよ。別にうまくないのに・・・」
「いやいや、8番はうまいですよ。そこらのこだわりのラーメンより全然マシだと思うけど・・・ 俺は遠所者ですが、金沢を離れる時は絶対これを口にしてから出るようにしてます。笑」
「私も帰省した時の定番だよ」

今回提携が発表されたリンガーハットは38都道府県に展開しているが、ハチハンの本拠地である北陸3県(石川・富山・福井)は未出店だ。一方の8番らーめんは、石川・富山・福井・新潟・長野・岐阜・愛知・滋賀・京都・岡山の10府県にとどまっている。今後、お互いの空白地域への新規出店や事業運営で協力を進め、将来的に経営統合を目指す。

すでに8番らーめんは東南アジアのタイでは100店舗以上出店しており、同国最大のラーメンチェーンに成長している。海外でも受け入れられた石川の味を、北陸以外でも食べられる日も近そうだ。

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