「ぼんち揚」関東進出に関西人「ローカルやったんか...(´・ω・`)」
日清食品ホールディングスは2014年2月4日、「ぼんち揚」などで知られる大阪市の米菓メーカー・ぼんち社と資本業務提携したと発表した。
日清は、2014年3月期中にぼんち社側から株式30%を取得する。これに伴い、日清グループとぼんちは、営業・マーケティング・商品開発などでノウハウの共有・融合をめざすという。
日清は、即席めんだけでなく、菓子事業などの強化を図っているが、シリアル、ビスケット、クッキーなど今までの事業にない「米菓」が新たにラインナップに加わる。関西が地盤のぼんちは、日清の持つ営業力を活かし、関東に販売エリアを拡大する。これに関して、日清が発表したニュースリリースには次のように記されている。
当社グループが有する営業力を活かすことで、ぼんち社製品に関し、関東を中心としたカバーエリアの拡大と、配荷店舗数の大幅な増加を実現できるものと考えております。
「ぼんち揚」は、関東ではよく見かける「歌舞伎揚」と似た米菓。薄味でそれほど硬くない。「ぼんち揚」という商品名は、山崎豊子さんの小説『ぼんち』からヒントを得て命名されたとのこと。明石家さんまが若いころCM出演したこともあったという。関西に住む人にとっては親しみのある菓子だが、関東はもちろん全国ではあまり知られていない。
ネットでは、「全国区じゃなかったのか」「関西ローカルやったんか」と驚く関西人の声が多い。「なるほど関東に来てから見かけないと思った」という、関東在住の関西出身者の声も。「ぼんち揚」と「歌舞伎揚」の味の比較も話題となっている。