恵方巻、非関西人はまだ抵抗あり? 都民の6割「今年も食べない」
節分の定番商品として今や全国区で販売されている「恵方巻」だが、その「定着度」にはやはり地域差があるようだ。
大阪以外の関西地方でも「食べる」としたところが多く、京都や兵庫のほか、三重、奈良、和歌山で「今年も食べる!」が50%を超える。
大阪発の恵方巻は、少なくとも関西圏では定着したとみてよさそうだ。
東京では「今年も食べる」2割
一方、東京ではどうか。
「今年も食べる!」とした人は21%で、対する「今年も食べない!」は60%に達する。「食べたことはある」も16%に留まり、関西とは逆に「食べない」派が多数を占める。
そのほか関東各県でも、群馬を除きいずれも「今年も食べない!」が過半数、という結果に。東日本では総じて、「食べない」が優勢だ。特に北海道では、「今年も食べない!」が74%と、全体の4分の3近い。
西日本も関西以外では同様の傾向で、広島(48%)、福岡(57%)など「今年も食べない!」との回答が目立つ。
「子どもの頃食べてなかったから」という人もいるが...
「全国区」になったといわれる恵方巻だが、関西以外で広まったのは比較的最近だけに、なんとなく違和感がある、という人も少なくないようだ。Jタウンネットでは並行して、livedoorブログでもこの件について意見を募ったが、
七草粥とかお汁粉とかの季節ものは食べるのですが、恵方巻は食べません。理由は、子供のころ、食べていなかったからです。高校生のころ、そんな風習が関西の一部の地域にあることを知ったのですが、特に食べませんでした。(続・独身サラリーマンの節約生活)
といった声があった。一方で、
もう何年かな?6年くらい毎年食べてますよ 今年も注文してます 今夜食べる予定 何故食べるのか?とか、いつから始まった?とか歴史みたいなのは気にしたことないけど、願掛けのつもりで恵方向いて、もくもくと食べています(mitaitohoshiiのブログ)
というように、発祥や起源にはこだわらず、楽しく食べているという人も少なくない。 今はまだ地域差がある「恵方巻」だが、はたして今後はどうなるだろうか。