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女子プロレスラー世羅りさ、故郷の「町章」コスチュームが問題に

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.12.12 16:45
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女子プロレス団体「アイスリボン」に所属する女子レスラー・世羅りさが、広島県世羅町の町章をコスチュームの腰部に入れたところ、町民から問題視され利用を一時取りやめているという。

彼女の本名は奥田理紗。父親は奥田正和・世羅町長だ。故郷を愛するりさ選手は、出身地である町の名前をリングネームにして2011年11月にデビューした。

「あんな蹴られるようなところに」と苦情

世羅町の町章(町のウェブサイトより)
世羅町の町章(町のウェブサイトより)

町役場の使用許可を事前に得て、世羅町の「S」をかたどった町章をコスチュームにあしらった。以前は背中にだけつけていたが、新しいコスチュームにはパンツにも入れてもらったという。

2013年11月8日付けの中国新聞は、「デビュー1年 リングの地元愛」という見出しでリングネームと町章について取り上げた。彼女は自身のブログで新聞掲載の喜びを次のように綴った。

「感無量ですヽ(;▽;)ノ あと2日でデビュー1周年を迎えます!!! 私は地元愛をもって、世羅町と共に歩んできたつもりです!」

ところが、思わぬところから攻撃がきた。この記事を見た町会議員から、「何故あんな蹴られるようなところに町章を使っているんだ?」と町長に対し苦言が出たという。

「使って、と言われるような人間に」

父に迷惑をかけたくないという理由から、パンツの町章を外すことをブログで明らかにした彼女。しかし、故郷への愛は変わらない。

「いつか議員の方から、むしろ使ってください、と言われるような人間にならないとですねっ!! 落ち込んでなんていません! もっともっと活躍して、世羅りさの名を広めるのです!! 私が有名になれば、おのずと世羅町の名も知ってもらえるはず! そうしたら、また使わせてもらえるかな...?」

YouTubeで試合を確認すると、確かに町章がパンツに入っているが、尻の部分ではなく太ももの脇なので、よく蹴られるところではないという見方もできる。

町のウェブサイトには町長と議員の顔写真が掲載されているが、町長が50歳と一番若く、議員は一回り上という印象を受ける。

プロレスでありがちな「世代間闘争」が背景にあるというのは、うがちすぎだろうか。なお、背中の町章は引き続き使うことができるようだ。

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