日本海側「1県ごとに美人・ブス」は本当なのか
「日本海1県飛び美人伝説」というものがあるという。明治以降に唱えられた説で、日本海側の北から秋田・新潟・石川・京都・島根・福岡と、ほぼ1県飛びで美人県だというのだ。
確かに、美人3大産地の「博多・京・秋田」をすべて含んでいるし、越後(新潟)や加賀(石川)、出雲(島根)も美人の産地といわれることがある。
深夜バラエティ番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)はこの説を検証すべく、2013年12月9日の放送で青森から新潟までの4県を現地取材した。
調査方法はいたってシンプルで、10代から30代までの女性にインタビューをし、その印象をMCの村上信五とマツコ・デラックスに見てもらうというものだ。
質問の答えで謙虚さも分かる
調査は、美人の称号のない青森からスタートした。青森美人といえば誰を思い浮かべるかという質問で挙がった芸能人は、ご当地アイドルの「りんご娘」と、ママドルの「新山千春」だった。
続いて行われたのは、歴史的美女「小野小町」生誕の地といわれる秋田。「秋田美人と言われたことがありますか」という問いに対し、
「あります」「はい」
という答えが返ってくる。私たちは秋田美人よという意識があるようだ。
誰かに似ていると言われたことがあるかという問いに対しては、「壇蜜」「長谷川潤」「米倉涼子と、ももクロのあーりん」「北川景子」と超A級美人の名前をバンバン出していた。
次は、美人県で飛ばされてしまう山形。地元出身の美人で挙がった名前は「あき竹城」だった。また、似ている芸能人について聞いてみると、山形女性たちは笑顔で次のように答えた。
「前田敦子を3回殴った顔と言われた」
「東幹久」「森山未來」「多部未華子の劣化版」
山形県の女性はきちんと己を知り、みなさんとても謙虚だ。
やっぱり何か傾向あるかも?
最後は、越後美人の新潟県だ。地元出身の美人を挙げてもらったところ、西山茉希、原幹恵、モー娘。の久住千春、小林幸子と、大物芸能人の名前がすらすら出てくる。そして新潟女性は口を揃えて次のように話す。
「同じ学校の人がスゴい美人が多い」
「(友だちは)ほとんど美人です」
「スタイルが良くて可愛くて、今どきの女の子が周りにいっぱいいる」
結局「新潟は美人だぞ」とアピールしているようなものだが、決して自慢しない。越後美人は「美しく謙虚」だった。
MCの村上信五は、4県の女性について「青森は素朴ですね」「秋田はおキレイな方は多い印象は受けたけど、ちょっと感じ悪いなあ」「山形は総合評価で可もなく不可もなく。あか抜けてない感じかな」「新潟は周りを立てるというコメントは非常に好感を持てました。見た感じは越後美人と立てなくてもいいのかな」。
もう一人のMCマツコ・デラックスは、「誰が美人と言っているわけじゃなくて、総合的にということですよ」と弁明しつつも、青森・秋田・山形・新潟の順でこう評した。
「ブス、やや美人、ブス、ちょっとブス」