沖縄「漫湖」の新キャラ 名称募集に「下ネタに走るな」の声
沖縄県那覇市の中心からほど近い「漫湖(まんこ)」。101種の水鳥を含む200種の生物が観察できる風光明媚な場所で、ラムサール条約にも登録されている湿地だ。このほとりにある研究施設「漫湖水鳥・湿地センター」がご当地キャラを作成し、そのネーミングを募集していることが話題になっている。
ネーミングを募集しているのは、渡り鳥の「クロツラヘラサギ」と同湖に住む「ミナミトビハゼ(現地の言葉でトントンミー)」をモチーフにしたキャラクター。ネットユーザーが公募を冷やかす理由は、関東で女性器を意味する名前の響きだ。
「満湖で男キャラがハゼで、女キャラはハゼを食べるヘラサギ 。下ネタに走らないほうがおかしいです」
「どんな愛称が集まったかを責任をもって公表するべき。そしてそれを全国ニュースで各局美人女子アナに読み上げさせるべき」
沖縄方言では女性器を「宝味(ほーみー)」といい、湿地の名前からは全く連想されない。地元の事情を知る人からは「みなさん、下ネタに走らないでください!」という声もあがる。
そもそも「漫」の言葉は17世紀に沖縄を訪れた中国人が「水を満々とたたえる場所」と褒めたたえたことから付いた。同センターには漫湖を一望できる観察展望室があり、地元の児童たちが見学に訪れる。湿地の名前を恥ずかしがる人はいない。
応募締め切りは12月20日までで、応募は沖縄在住者のみ郵送または応募ボックスへの投函が可能。来年3月ごろ同センターのウェブサイトで発表される。地元の人に愛されるキャラクター名が決まることを願うばかりだ。